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指圧師:あん摩マッサージ指圧師国家試験に合格した者のこと。あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律(昭和22年法律217号、「あはき法」と略す場合がある)に基づく国家資格でsu
。按摩、マッサージ、指圧を行う。
上記のように指圧、あん摩、マッサージの三つの業種が一つの法律で括られていますが、実際には指圧師は指圧専門学校で指圧のみを学んだ者が殆どです。しかし、法律上はあん摩やマッサージしか習得していない者でも、指圧師として名乗ることができると言う矛盾をはらんでいます。
世間で、感版にあん摩・マッサージ・指圧と併記している者は、あん摩マッサージ師が多く、どちらかと言いますと指圧は上手くない場合が多いようです。指圧しか明記していない者は、あん摩マッサージは行わず、指圧専門の者が殆どです。
世間で、指圧は痛いとか強いと言う批判があるのも、こうした、あん摩マッサージ師による治療を受けた場合が多くあります。
指圧法の定義:指圧の定義は、昭和32年(1957年)12月、当時の厚生省(現厚生労働省)医務局医事課より発行された『指圧の理論と実技』という教本の中に明記されており、その全文は次の通りです。
『指圧法とは、徒手で母指、手掌等を用い体表の一定部位を押圧して生体の変調を矯正し、健康の維持増進をはかり、または特定の疾病治癒に寄与する施術である。』
指圧の特色は、指と手掌のみを使って施術するところにあり、その神髄は「診断即治療」にあります。これは、優れた感覚器である手掌と親指を使って施術することにより、体表のコリの位置や状態からその症状を見極めそのまま治療につながるという意味で、指圧療法独自の妙味です。
つまり、指圧療法が、現代医学や東洋医学即ち鍼灸や漢方生薬の中国医療と決定的に違うのは、この診断即治療の神髄により事前の診断がなくとも手指などによる施術によって症状の緩和が期待出来る処にあります。
指圧の適応症:指圧は単なる肩コリや腰痛などの肉体的な症状だけでなく、精神的な症状にも効果があります。一般的に慢性症状に対して継続的な指圧が効果があります。特に下記のような症状には有効です。
1)運動器の病気 : むちうち症、捻挫、寝違い、椎間板ヘルニア、ギックリ腰、五十肩、変形性膝関節症
2)消化器の病気 : 胃・十二指腸潰瘍、肝臓疾患、痔、胆石症、便秘
3)循環器の病気 : 心臓神経症、狭心症、高血圧、低血圧、貧血、不整脈
4)呼吸器の病気 : 風邪、せき、喘息、気管支炎
5)神経系の病気 : 脳卒中、痴呆、神経痛、ノイローゼやうつ病、自律神経失調
6)代謝・内分泌の病気 : 糖尿病、痛風、甲状腺機能亢進症、更年期障害
7)泌尿・生殖器の病気 : 腎臓病(尿道結石など)、前立腺肥大、膀胱炎、インポテンツ
8)皮膚・感覚器の病気 : じんましん、眼疾患(白内障など)、蓄膿症
9)婦人科の病気 : 生理不順、生理痛、子宮筋腫、妊娠期、不妊
10)その他の症状 : 花粉症、アレルギー疾患、リューマチ、リハビリテーション、片頭痛、冷え症、美容のため、不定愁訴、末期ガンなどのターミナルケアー、またこの頃目立ってきた、うつ病、パニック症候群などにも効果的です。他にも、「霊的な障害」を受けている場合などにも、当方の指圧治療は有効です。
指圧の副作用:世間では、あん摩マッサージの治療の後に「あん摩ゴリ」と言った症状が出ることを当然のように言う者がいますが、これは悪い意味での副作用と言えます。治療の後に余計に痛みや不快感がでることは、あってはならないことです。
勿論、どんな治療でも治療後に何らかの症状が出ることはあります。身体がだるくなるとか、眠くなるなどです。これらは治療の効果が出たしょうこですから、治療の後で少し休んで頂けば解決する問題です。治療師は事前に、こうした反応があることは患者に伝えておくことが必要です。
いわゆる、好転反応と副作用を一緒に考えるのは問題があります。ただし、強く押しすぎたり、相手が痛がるような治療を行うことは論外です。
指圧三法:指圧をするときに大事なことは、気持ちのよい圧を自然に加えることです。その基本が下記の「三法」です。残念ながら、多くの所でこのことが守られずに、強く押せばコリが取れると錯覚して、痛いほど強く押す傾向にあります。
1)垂直圧:体表に垂直な安定した圧で、無理な力を入れるのではなく、自分の体重を利用して、ゆっくりと相手に寄りかかるような気持ちで押していきます。そうすることで、受け手も自然にその圧を受け入れて身体の緊張も緩み、いわゆる「コリ」もほぐれてきます。
体表に垂直に押す圧は生体にとって自然に即したものです。急激で局所的な圧は生体に危害を加えやすく、交感神経を緊張させますので、病人には不適当です。
2)持続圧:加圧した力はそのまま安定して持続されなければいけません。大体4~6秒ですが、もっと長く続けることもあります。いずれの場合も、その間の圧が安定していないといけません。この持続圧によって、圧が内部に浸透して、副交感神経が優位に働き内臓活動が活発となり、気分的にもリラックスすることになります。
3)支え圧:相手を押すのではなく、相手にもたれかかるようにすると、相手もそれを受けいれてくれます。このように、「支え圧」というのは自分を支えると同時に相手も支えるという形で圧が働きます。また、両手操法を行うとき、片手で押したり移動しているときに、他方の手で自分の体重を支えます。これも支え圧です。
患者を不安定な姿勢にして指圧をすると、圧で身体を動揺させてリラックスできません。また、これに応えようと筋肉が緊張して全体に固くなってしまします。
要するに相手をリラックスした状態にして指圧をしなければなりませんから、術者も力まずに、落ち着いた気持ちになって行うことが大切です。
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