§花粉によるアレルギー花粉症、急性アレルギー性結膜炎と呼ばれる花粉症
■ もはや国民病!
日本で初めて花粉症が発見されたのは、どのくらい前のことなんでしょうか? 実は、それは意外に最近で、約40年前の1961年、アメリカから渡って来た外来種の植物・ブタクサの花粉症だったそうです。
今や日本花粉症界の悪役No.1とも言われているような「スギ花粉症」は、それから遅れること2年の1963年、日光で初めて報告されているんです。
その後、花粉症患者は急増し、1996年には日本人の約10人に1人の1,200万人に!東京都内では5人に1人が花粉症にかかっているという。しかもこの数字には、毎年必ず発症する人数のことです。
多くいると思われる、まだ症状が軽くて、花粉が多い年にだけ発症する人は含まれていません。これらの人が重症化することは十分ありえることです。また今は大丈夫でも今後、発症する人もいるかもしれませんから、まだまだ増える可能性が高いのです。
■ なぜ花粉症急増したのか!
約30年で国民の10人に1人がかかった花粉症。その爆発的な増加の原因は、実は今のところハッキリとはしていない。そもそもアレルギーの原因とは、特定しにくいものなのだ。しかし、さまざまな研究・観察の中で現在、以下のようなことが考えられている。いずれも高度成長期以降、日本人の生活が劇的に変化したことから起こっている。
●日本人がアレルギー体質に変化した?
アトピー児童など、いわゆる「アレルギー体質の日本人」が激増!生活習慣やとりまく環境によって、体質のそのものが変化し始めていると指摘されている。面白い説では、日本人のカラダの中に寄生虫がいなくなり、抗原抗体反応(アレルギー)が花粉などで起きやすくなったというものもある。しかし今のところ、はっきり「コレが原因!」と言えるものは解っていない。こうした中でも、主に以下のようなことが考えられている。
1.食生活の変化
美食や欧米的な食生活への変化により、肉などのたんぱく質の摂取が多くなると、異物への反応が過敏になる=アレルギー体質になりやすいと考えられている。また、インスタントやスナック類、ファーストフード、保存食などが増え、食品添加物を小さい頃から摂り続けていることも、こうした体質変化の原因としてあげられている。
2.住まいの変化
特に都市部では、マンションなどの気密性の高い住宅が多い。そうした住まいでダニ(特にチリダニ科のヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニ)が増えると、ダニの死骸・フンが室内に大量に蓄積し、アレルギーの直接原因(アレルゲン)となる。
3.ココロの変化
現代はストレス社会。多くの夢をかなえられる可能性を秘めているが、その分、毎日、自らの厳しい選択と実行を迫られている。また音・光・閉息感など、無意識のストレスもある。ストレスは、免疫機能の変調をもたらすことが確認されている。
●「土」から「アスファルト」へ…
特に都会の道路は今「土」の所を探す方が難しいくらい、ほぼ完全にアスファルトで舗装されている。もし花粉が飛んで来た場合、湿ってデコボコした土ならば、そこに落ちれば再び舞い上がりにくい。しかしアスファルトでは、一度落下しても風や上昇気流で、また舞い上がる。すると空気中に飛んでいる時間が長くなり、その分、ヒトに吸われる機会も多くなる。
●公害でスギも粘膜も抗体もおかしくなっている
花粉症はスギ林の近くより、ビルの立ち並ぶ街中での方が発症率が高い。これには公害、特にディーゼル排出微粒子が関係していると考えられている。
ひとつには、花粉が街中を飛んでいるうちに、空気中のダスト(ディーゼル排出微粒子)によってキズがつき、中のアレルゲン(アレルギー原因物質)が出やすい状態に変化するため。つまり、よりアレルギーを起こしやすい花粉に変わっているのだ。
もうひとつには、人間の鼻の粘膜や肺が、ディーゼル排出微粒子で痛めつけられているということ。ディーゼル排出微粒子とは、約1ミクロン以下の、非常に細かい活性炭である。これは鼻の粘膜はもちろん、普通は異物が入ることのない肺胞にまで入って害をおよぼす。
●現代日本はスギ・ヒノキの天国
大平洋戦争で荒れた山に、林野庁奨励のもと、スギの植林がなされ、それは戦後の復興に大きく貢献をした。グラフの通り35〜45年前に、特に多く植林されていることが分かる。しかし、そのためにスギ花粉の絶対数は増加した。
また、1960年にはわずかだったヒノキ花粉も、木材として人気が高まったため、ヒノキの植林が進み、その後の20年で3倍以上にも増えた。ヒノキ花粉は、スギ花粉によく似た構造のため、スギ花粉に上積みされてアレルギー反応が起きやすい。
【対策】
もし花粉症になってしまったら、つらいつらいと嘆くだけでなく、早めに専門医の診断を受け、花粉症のことをよく知り、花粉症と上手に付き合うように心がけることが必要である。この精神的な余裕こそが、数ヶ月間のつらい時期を乗り切る秘訣だともいえるのです。
どの花粉にアレルギー症状が出るかは、個人差があるのでアレルギー性かどうかの検査は、専門医に相談するのが一番です。
花粉症を予防するには、花粉との接触をできるだけ避けることが一番の予防策になってくる。マスク、メガネ、服装、帽子に気を使うとよい。特にマスクは目が細かく、使い捨てのものが衛生的である。また、装着したときにすきまから花粉が入らないように、ノーズワイヤーが入っていて顔面に密着するものが理想です。
【花粉症患者の心得】
●髪の毛は花粉の「溜まり場」と化すので、長い場合は縛る。短い人も、できればつば付きの帽子をかぶる。できるだけ花粉がつきにくい、つるつるした素材を選ぶ。家に入る前には、帽子の花粉をしっかり落とす。外出後は、なるべく早く洗髪しよう。
●メガネ(サングラス)などを着用。花粉症用のゴーグルタイプや、サイドにカバーのついたものにすると、花粉との接触を激減できる。
●マスクは、市販の通常のものでは花粉を通してしまうので、できれば花粉症用マスクを使用。使ったら必ず、洗ったり、はたいたりする。花粉を落とさないまま、再び使っては意味がない。 しかも「コレ、高かったから…」といって、長期間使い続けない。マスクの効果をアップさせるには、中に湿らせたガーゼをはさむと良い。
●飛散時には、できるだけ外出せず、花粉が皮膚につくのを防ぐ。出かけるときも、「ナマ足」などの露出は避けよう!洋服も、毛羽だったものより、化学繊維や綿で表面がツルっとしたものを!静電気防止スプレーをするのも有効。
●原則的に身体を温めてくれるものを食べる。
穀類・豆類(もち米・とうもろこし・みそ・豆腐)、芋類(ジャガイモ・さつまいも)、野菜類(ダイコン・ニンジン・タマネギ・カボチャ)、果物類(栗・ナツメ・レイシ)など。
●アレルギーを抑えるαリノレン酸が含まれる野菜や海草類を多く摂る。シソが良いとされるのは、このαリノレン酸が多く含まれるためでもある。
●一時ブームとなったリノール酸の油は、血管の透過性を高め、鼻炎などを起こしやすくするのでなるべく避ける。
●青魚に含まれるEPA(エリコサペンタエンサン)は、免疫のはたらきを正常化してくれるので、アジ・イワシなどを食べる。
●ジュース類などのペットボトル系飲料は、身体を冷やすので、なるべく避ける。飲むならお茶を。
●花粉を家に持ち込まないよう、家族全員で協力していこう!家に入る前、玄関の外で洋服・髪などをよく払い、花粉を落とす。眼には見えないが、必ず花粉はついている。
●洗濯物や布団は、よく叩き、掃除機もかけると良い。特に朝9時から午後3時が、花粉飛散の多い時間帯なので、そのときはなるべく、外に干さない。
●おウチの中をクリーンに!こまめに掃除。できればじゅうたんを取り除きフローリングに。床掃除は、花粉を舞いあげる掃除機よりも、濡れ雑巾の方が理想的。掃除機を使うときには、ホースをつけ足して長くし、本体は外に出しながら使う。風の強い日は、窓を開けない。空気清浄器も活躍させる。
★ 指圧の全身治療は、自律神経の緊張を和らげ、副交感神経を優位にし、免疫力を高めますので、花粉症症状を改善します。治療をご希望の方は、電話(03-3485-4515)か、メールでお願いいたします。
1)運動器の病気 : 椎間板ヘルニア、ギックリ腰、 五十肩、変形性膝間接症
2)消化器の病気 : 胃・十二指腸潰瘍、肝硬変、痔、胆石症、便秘
3)循環器の病気 : 狭心症、高血圧、低血圧、不整脈
4)呼吸器の病気 : 喘息、気管支炎
5)神経系の病気 : 脳卒中、痴呆、神経痛、ノイローゼやうつ病
6)代謝・内分泌の病気 : 糖尿病、甲状腺機能亢進症、更年期障害
7)泌尿・生殖器の病気 : 腎臓病(尿道結石など)、前立腺肥大、膀胱炎
8)皮膚・感覚器の病気 : じんましん、眼疾患(白内障など)、蓄膿症
9)婦人科の病気 : 生理不順、子宮筋腫
10)その他の症状 : アレルギー疾患、リューマチ、片頭痛、ガン、パニック症候群
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