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 症状別の対処法(2)    

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§ よくある症状に対する指圧の対処法を紹介

                 ( ・2・ )

1.肩こりについて

2.腰痛症

 

 

 1.肩こりについて 


あなたは肩こりがありますか。現代は、運動不足で食べすぎ、その上、コンピューターの普及で、目を酷使する機会が多いために肩こりで悩む方も多いと思います。
 
単なる肉体労働で一時的に筋肉痛や肩こりになった場合は、ゆっくり休めば簡単に治ってしまいますが、現代人のような不規則な生活をしていると、肩こりの原因も種々雑多で、簡単に対処できないところがあります。
 
それなのに、肩が凝っていると言うと、そこをグイグイと強く押せば「こり」が取れると思っている治療師や患者が多いのはどうしてでしょうか。このあたりの意識を変えて行くことが先決ですね。
 
 
ご存知のように、指圧の治療ではどんな場合でも全身の治療をすることが基本です。肩こりの時も、先ずは腹部の診断をした後に全身の治療をすることになります。ですが、ここではその中でポイントになる所のやり方を説明いたします。


 
1.腹部の診断が終わったら(腹部診断は中級講座で勉強します。とてもここでは説明出来ませんので、是非、講座をお受けください)、患者を横向きにして、その後ろ側に位置して、頚と後頭骨の下縁部の指圧をします。
 
2.患者の頭の方に座って、両母指を重ねて肩の指圧をします。肩関節の方から頚の方に向かって押します。ゆっくりと深く押すのがコツです。
 
3.後は、横向きのやり方で学んだ要領で足先までの指圧をします。この時に大事な所は、肩甲骨の周りと背骨の両脇です。特に背骨の両脇は自律神経に関係しますので、じっくりと持続圧を加えることが大切です。
 
4.横向きが終わったら、うつ伏せにして、頭部から下肢まで全体の指圧をします。この時も、背骨の両脇を特に入念にやります。
 
5.次にまた、仰向けにして、頚の指圧、頚の運動法、頭部の指圧をします。いずれも、仰向けのやり方で学んだ通りです。
 
6.次に座位の姿勢にして、相手の背後から肩甲骨の周りと背骨の脇の指圧をします。立ち上がって、親指で肩の一番高い(固い)所の指圧をします。両側同時に頚の方から肩の方に向かって押していきます。
 
7.最後に、座位のやり方で学んだ、腕の運動法を行って終わります。
 
 
このほか、肩関節があ脱臼して肩こりを起こしている場合もありますが、その時はそれに見合ったやり方があります。でも、これもここでは説明出来ませんのでご了承ください。
 
とにかく、肩こりを訴える方は多いので、あなたなりの指圧で結構ですから、積極的にやってみてください。きっと、みんなに喜ばれますよ。
 

 


■ 2.
腰痛症


現代人は、パソコンを使うことが多いために、長時間、座る仕事を強いられていますし、運動不足、車を利用する為にあまり歩かない、冷房で身体を冷やす、生活が不規則、などが重なって腰痛を訴える方が多いようです。
 
一口に腰痛と言っても色んなケースがあります。良く耳にするのは、ギックリ腰ですね。何かをしようとして身体を捻った途端に腰に激痛が走って、そのまま動けなくなったりします。あなたは体験がありますか?
 
私は過去に3度、これを経験しました。元々、股関節に異常がありますので腰痛を起こしやすい体質ではありました。そのお陰で腰痛で苦労されている方の気持ちも良く分かります。さて、この他に腰痛には椎間板ヘルニア、脊椎分離症、坐骨神経痛などがあります。
 
ところで、腰痛と言うと腰が痛いのだから腰を中心に治療をすればいいと思われるかも知れませんが、それは間違いです。腰痛を起こす原因は上記に挙げたような不規則な生活によって内臓(腹筋)が弱っているからなのです。

従って、指圧で腰痛の治療をする時は、先ず最初に、腹部の治療を入念に行う必要があります。特に、腹部の診断と足の伸展法を行うことが大事です。これ等は、中級講座(「講座の内容」)で指導していますので、是非、受講して身につけて頂きたいものです。


ここでは足の伸展法の一部を紹介いたします。
 
1.患者を仰向けに寝かせて、左手を相手の下腹部に置きます。少し体重を掛けるようにしておき、右手で相手の左足の膝を内側に曲げ、足裏が反対の右足の膝に付くようにします。
 
2.左手は相手の下腹部を押さえたまま、右掌で相手の内ももの真ん中を、足の付け根の方から膝の方に向かって押していきます。この時、膝の方に押し伸ばすようにして、筋を伸展することがコツです。(数回繰り返す)
 
3.今度は相手の右足を同様に行います。この時も、左手は相手の下腹部を押したままです。(こちらも数回繰り返す)この両足の伸展法だけでも、腰痛は和らぎます。
 
4.次に相手をうつ伏せにして、背骨の両脇を良く指圧をします。要領は、うつ伏せの所でやった通りです。そのあと、太ももの真ん中を親指を重ねて深く押します。ここは坐骨神経に関係しますので、入念にやってください。
 
5.そして下腿のふくろはぎの真ん中も母指を重ねてゆっくりと押します。片足が終わったら、反対側も同様に行います。
 
6.また、仰向けの姿勢にして、腹部の指圧をします。これは、以前にやったような、肋骨の下縁部の母指指圧、腹部の正中線両母指圧、腹部あん摩などです。
 
 
慢性的な腰痛の場合は、こうした治療だけでなく、全身の治療を継続して行うと良い結果が得られることでしょう。

 

 

 

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