よくある症状に対する指圧の対処法を紹介

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ここでは普段、よく体験するような症状に対する指圧の対処法にに付いて紹介いたします。ですが、一度に多くを紹介できませんので、少しずつ増やして行きますので、ご了解ください。

「指圧について」や「指圧の適応症」などでも述べてありますように、指圧は急性の症状以外でしたら、単なる肉体の症状だけでなく、精神的な症状にも効果があります。

ですが、最初は病気とは言えないような症状から説明していきます。なお、この説明に関しましては、故・増永静人先生の著書を参考にさせて頂きました。

 

◇発熱について ◇腹痛について
◇頭痛について ◇悪心・めまい・胸くるしさ

 

■発熱について

普通は熱があると、すぐに解熱剤を使用することが多いと思いますが、あなたはどうですか。しかし、これは余りいいことではないんですね。

なぜなら、熱が出るということは、それだけ自己防衛反応が働いて病気を治そうとしていることを表わしているからです。

ただし、熱と共に激しい呼吸困難や、嘔吐、下痢、意識障害などがある時には速やかに病院に行ったほうがいいのは勿論です。

ただ、熱があっても元気な場合は、それほど心配は要りませんので、下記のような指圧治療をすると効果があります。




1.相手を仰向けに寝かせて、静かに腹部に手のひらを当てて、ゆっくりと静かに押します。この時、臍の上辺りに拍動を感じることがありますが、そこをじっくりと押さえるようにします。

2.また、右手で腹部を押さえながら、左手を相手の額の上に置いて様子を見るのも効果があります。こうすると気分も落ち着いて、頭痛なども治まってきます。

3.今度は、左手を腹部に置いたまま、右手で両方の前腕を交互に把握します。神経緊張による頭痛が軽くなり、気持ちが更にゆったりしてきます。

4.次に、足のふくらはぎと足裏の指圧をします。ふくらはぎをゆっくりと把握し、足裏全体を母指圧で深く押します。こうした指圧は、のぼせを下げて血液の浄化を促します。

5.この後、再び腹部の指圧をします。左手を相手の腰(背中)の方に回して、右手の4指頭で腹部を少し深く押します。この時、右の肋骨の下辺りに痛みがある時には胃炎や寝冷えで熱が出ている可能性があるので、胃の固さをほぐすように繰り返し押します。

6.右の肋骨の下に痛みがある時には、肝臓や胆のうから出た熱が原因で、過労や食べすぎ、飲みすぎ、チョコレートなどの甘い物を取り過ぎたことが考えられます。

7.左右のわき腹に圧痛があり、ノドが腫れたり、飲み込みが痛い場合は風邪の症状と考えられます。この時は、前胸部から上肢の内側にかけて指圧をします。また、ノドに静かに手を当てると腫れも引きやすくなります。

8.下腹部に痛みがある時は、冷えか腸炎ですので、下腹部を温めて指圧をすると効果があります。ただ、気をつけなければいけないのが、右下腹部の痛みです。これは、虫垂炎による発熱が考えられますので、決して温めてはいけません。早めに病院に行くようにさせてください。


実際の所、発熱で苦しんでいる方の治療は難しいかも知れませんが、一度、挑戦してみてください。しかし、高熱がなかなか下がらない時には早めに医師に相談することが大事なのは言うまでもありません。

 

 

■ 頭痛について

単に「頭痛」と言いましても、その原因は色々です。いい加減な気持ちで、鎮痛剤や頭痛の薬を飲んで済ますのは考えものです。この頭痛に関して詳しく解説しているサイト「頭痛大学」がありますので、ご覧になってください。

ところで、軽い頭痛などの場合は下記のように指圧をすると大変効果があります。苦しい所に手を当てるだけでも、喜ばれます。


1.先ずは額に手を当てて、片方の手で左右の腕を少し強めに指圧します。仰臥位で行います。

2.次に肩背のコリと前胸部のコリをほぐすように指圧をします。これは横臥位や伏臥位で行うといいでしょう。

3.次に座位の姿勢で、左手を額に当てて、右手で頚の指圧をします。

4.また背中全体と腹部の指圧も行います。伏臥位と仰臥位で行います。

5.最後に頭部の指圧をします。痛みのある部分に掌を当てておき、片方の手で頭部全体を指圧します。そして痛みの強い所にゆっくりと持続圧をします。


この順序にこだわることはありません。相手の症状に応じて適宜やってみてください。頭痛と言っても、頭そのものが異常というわけではありません。勿論、くも膜下出血などの脳の障害がある時は別ですよ。

ともかく、痛みのある時に手を当てることは、心理的にも相手が安心しますので、それだけでも効果があります。是非、試みてください。

 

■ 腹痛について

あなたも暴飲暴食をして、その後、腹痛になったことはありませんか。私も、 「カキ」を食べて数回、当たったことがあり、夜中に腹痛で苦しんだことがあります。その時は、食当たりに効く「正露丸」を飲んで痛みや下痢の収まるのを待つしかありませんでした。

腹痛と言っても、こうした食当たりを始めとして色々な原因がありますので、安易に腹部の指圧をすればいいと言うものではありません。虫垂炎を始め、痛みの為に七転八倒したり、脂汗をかいて苦しんだり、激しく嘔吐を繰り返すときなどは、すぐに医師に連絡するなり、救急車を呼ぶなどした方がいいのは当然ですね。

それほどヒドイ腹痛ではない時には、下記のような要領で指圧を施してみるのも効果がありますよ。


1.まずは、座位で、片手を相手の痛がる腹部に当てておいて、反対の手で背中の指圧をします。掌で背骨を上から下に向かって押した後、背骨の両側を親指や掌で持続圧を加えていきます。これだけでも、リラックスして腹部の痛みが和らぎます。

2.つぎに、横向きか、伏臥にして何時ものように、背骨の両脇を交互に上から下に向かって両母指を重ねて指圧をします。

3.こんどは仰向けにして、腹部全体に両方の掌を当てます。しばらくして、片手を痛みのある所に置いて、反対の手(主に4指)でその周辺を少し強めに指圧します。痛みの激しい所があれば、そこを強めに掌圧をします。そのあとで、腹部全体を4指で指圧します。

4.腹痛が収まって来たら、下肢の指圧をします。指圧の中級講座で学んだような、下肢の伸展法を行うと、腹部の緊張もゆるみます。

5.最後に、頚と頭部の指圧をします。そうすることで、神経の緊張がほぐれて、気分もリラックスします。その後も、何回かの指圧をするといいでしょう。

 

■ 悪心・目まい・胸くるしさについて

あなたも経験があるのではないですか、車や船に酔ったりしたことが・・・。また酒の飲みすぎや食べすぎでオカシクなったこともあるのではないでしょうか。そうした時に、ちょっと指圧をしますと、随分と楽になりますよ。


1.頭痛の時と同じように、頚と上肢の指圧をゆっくりとします。次に肩背部の指圧をします。座位でも横向きの姿勢でも、どちらでもいいです。

2.特に肩甲骨の間が固くなっていますので、肩に4指を当てて、両方の親指で少し強めに押します。これも横向きでも座位でもいいです。

3.また、前胸部の指圧もします。この時、座位の場合は相手を自分にもたれかからせて、胸を開くような感じで肋骨の間を指を立てて押します。ただし、決して強く押さないように注意してください。深い息が出来るようにしてあげることです。

4.次に、座位の姿勢の場合、片手で相手のみぞおちや左右の肋骨の下辺りを掌圧しながら、反対の手で、腰背部を指圧します。

5.次に頭部全体の指圧をします。これは気を落ち着かせるのに効果がありますので、ゆっくりと持続圧をするといいです。

6.最後に背筋をゆっくりと撫で下ろします。その後も暫く、背中にジッと手を当てて置くと、よりリラックスして回復が早まります。


とにかく、何時も申しているように、大事なことは、苦しい箇所に手を当ててあげることです。それによって、相手はどれ程、気持ちが落ち着くか計り知れません。

 

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