「マクロビオティック」 という言葉は、ギリシャ語でマクロが「大きな」、ビオスが「生命」を意味しています。歴史上最初にこの言葉を使ったのは、古代ギリシャ時代のヒポクラテスでだったそうです。
偉大な医師として活躍したヒポクラテスは、病気は自然の秩序に反することが原因であると考え、自然の秩序と調和する生活方法、とりわけ簡素で完全な食事をすることが健康と長寿のかなめである、と説きました。人の自然治癒力に重きをおくヒポクラテスの医学観と、彼が確立した自然療法は、近代合理主義以前の西洋医学の中心となり、以来マクロビオティックといえば、”自然と調和して生きる健康法”という概念が定着しました。
日本では、自らの病気を玄米菜食で治した 桜沢如一氏が、古来より受け継がれてきた食養生 の知恵を、古代中国の 陰陽理論 などによって体系づけ、新たな食事法の原則として世に送りだしました。
彼は、宇宙には普遍的な秩序があり、それにのっとった食事をすることによって人は健康になり、ひいては 世界平和を実現できる、と訴えたのです。彼の教えは「マクロビオティック」と呼ばれ、彼の意志を継いだ弟子や数多くの友人たちによって、今では国際的に広まっています。
マクロビオティックは、米国やフランスなど一部のヨーロッパの諸国では、病気治しに有効な食事療法として一般に知られています。これには、第二次世界大戦後アメリカに渡りマクロビオティックの普及運動に尽くしてきた 久司道夫が、大きな功績を果たしました。
彼はマクロビオティック教師を養成するかたわら、何千何万もの人々の食事指導をてがけ、がんを始めとする難病の治癒実績を数多くあげました。こうした久司氏の活動は、やがて国を動かし、米国の食事指針を方向転換した歴史的報告書、いわゆる マクガバン・レポートにおいて策定された合衆国の食事目標に、マクロビオティックの主張を反映させることに成功したのです。
日本では、従来は和食が中心でしたので、余りマクロビオティックの活動は普及しませんでしたが、最近では過度な食生活の西洋化による弊害が目立つ為に、玄米菜食などを取り入れる人が増加しています。
■ マクロビオティックの効果
1.健康になる:自然に則した(食)生活−マクロビオティック−は、健康をもたらしてくれます。その大きな柱は食事です。食事を自然と調和させ、バランスを正しくしてやれば、人もまた自然に調和し本来のバランスを取り戻します。そして、排泄機能が活性化され、体内に蓄積した老廃物が体外に排出されます。 免疫力が高まり、病気に冒されにくくなります。
2.経済的である:ムダが少ない生活は、経済的です。簡素を旨とするマクロビオティック的生活もまた、ムダが少なく経済的です。食費と日用雑貨費が少なくてすみます。 冷蔵庫から台所そのほかの部屋の中も、すっきりと整理整頓がゆきとどくようになります。
3.環境にやさしい:食はその地域に根ざすべき、との考えを実践するのがマクロビオティックの方法です。それはまた、低エネルギーで環境にやさしい、食の本来のあり方でもあります。これとは対照的に、現代の食生活は広域化し、高エネルギーの、環境に負担をかけるものとなっています。
マクロビオティックは社会全体で、生産や輸送にかかるお金やエネルギーを節約できます。 地域の農業を守ります。 地域独自の農産物(品種)や郷土料理をはぐぐむことになります。
4.飢餓と飽食をなくす:気候・風土に適した食生活は、地域で食料を自給する基礎です。社会全体が、気候・風土に適した食体系−マクロビオティックにのっとった食体系−を守るならば、 間違った食料生産と経済システムが引き起こしている全地球的規模の飢餓と飽食を直すことができるでしょう。
以上、マクロビオティクの概念を紹介しました。これらの内容は「食神」のサイトから拝借しました。もっと詳しく知りたい方はこちらをお尋ねになるか、また下記のサイトを参考にして下さい。
日本CI協会:日本CI協会は、書籍・ビデオの販売、リマクッキングスクール開催、月刊マクロビオティックの発行、医学シンポジウム等の開催を行い、全国にマクロビオティックを広めている普及団体です。
KIJ -Kushi Institute of Japan: マクロビオティックメーリングリスト : |