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経絡と言っても何だか分かりにくいですよね。簡単に言えば「気」と言うエネルギーの流れる大小の脈(道筋)を総称したものだと考えてください。そして、「気」の発するポイントがツボと言われるところです。これが東洋医学の基礎理論の一つになっているんです。
(1) 「気」とは何か
少々堅苦しい表現ですが、東洋医学(中国医学)では「気」の説明として、「先天の気」と「後天の気」
に分けています。が、一般的には、「生命エネルギー」と解釈されています。
そうした中で、「気は光である」と申されている方があります。故関英男先生です。これから一般的に「気」が認識されてくると、この関先生の説明が説得力を持ってくるものと思いますので、ここに簡単に紹介いたします。
「気は非常に高いエネルギーです。どんな難病でも簡単に治してしまうほどの強力なエネルギーがあります。高いエネルギーは光を発します。かって、ライヒという生理学者が、気は螺旋状に流れるものと粒子状に飛ぶものがあると発表しています。
宇宙エネルギー、即ち「気」はツボから入って経絡を通って内臓にまで達します。逆にツボからも「気」が出ています。人によって色が違うと言います。
病気の時は色の付いた気が出ています。病気の種類によって色は違います。そして病気が治ると色も無くなってしまうそうです。「気」は人間の健康と非常に深い関係にあります。」
(2) 「経絡」の実在性について
中国では、経絡について色々研究されていますが、多数派としては、神経(ノイロン)と関係付ける説があり、他には体液説、類伝道系説や生物電気説などがあります。
先ほど、経絡は気血の流れる道と言いましたが、この経絡は生体のみに見られもので、死体を幾ら解剖してもその存在を認めることは出来ません。故増永静人先生は下記のように述べておられます。
「経絡は全ての生物に見られる現象のはずだと考えて、アメーバと言う原始的な単細胞を眺めてみると、死んでも残る細胞機構のほかに、死んだら見られなくなる「原形質流動」のあることに気付きました。
この単細胞の原形質流動と経絡は、同じ現象を異なった言葉で呼んでいるだけで、「アメーバにも経絡はある」と言っても差し支えない訳です。そして人間も経絡によって同じことをしているのであり、それは「気の動き」を身体の構造に表現して動き、背かつしていると言うことなのです。」
(3) 十二経絡の意味
実際の治療に利用されるのは「十二経絡」ですが、このことに付いて、故増永先生は、「この気の動きを、6系統12種に分類したのは、生物の発生が内・外・中の三つの胚葉から分化して行くことを思えば、最も原始的な形態、機能系がその次に分化して6系統となり、更に12種となったことは至極当然のことと受け取れるでしょう。」と申されています。
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1.肺・大腸系 : 交換・排泄作用ー気の内外交換、排泄、呼吸、エネルギー(気)、物質の吸排作用。
2.胃・ 脾系 : 摂食・消化作用ー食物の獲得、摂取、栄養の消化・発酵、消化酵素の分泌線と消化管。
3.心・小腸系 : 転換・統制作用ー外部の刺激を内部の反応に転換し、消化した栄養を吸収する。
4.腎・膀胱系 : 精気・清浄作用ー体液全体の清浄、各臓器に必要な成分の調整、副腎、自律神経系、生殖機能を含めた全身の精気作用。
5・心包・三焦系 : 循環・保護作用ー循環系による全身の調整、保護、栄衛作用。
6・肝・胆系 : 貯蔵・配分作用ー活動エネルギーの貯蔵と配分、精力、決断を司る。
経絡とは生体のみに存在する、エネルギーの流れ |
以上、非常に簡単に説明してまいりましたが、実のところ[経絡」の実態を分かりやすく説明するのはなかなか難しいのです。こうした事に関心を持つ方が増えて、近い将来、誰もが[経絡」の意味を理解する日が来ることを願っています。(故増永静人先生の著書に『経絡と指圧』−「医道の日本」社から出版、というのがありますので、参考にしてください。)
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