健康体操(経絡体操)は、故増永静人氏が考案されたもので、経絡(けいらく)と言う身体の中を流れる気血(生体エネルギー)の流れを良くして、病気の予防はもとより、一層の健康の増進を図ろうとする運動法です。
この経絡と言う考え方は東洋医学の基礎理論です。西洋医学では目に見える肉体だけを相手にしていますから、この経絡という目に見えない生命エネルギーの働きについては否定的です。
しかし、「病は気から」と言われるように、「気(生命エネルギー)」と言う、目に見えないエネルギーの働きについては、一般にも認識されています。
要するに、病気とは何処一か所に「気」を取られてしまって、全身の「気」の流れがスムーズに行かなくなっている状態です。その気を取られることを「コル」と言っているわけです。
「コリは万病の元」と言われているように、余りにコリ(気を取られること)が強くなると、本当の病気になってしまいます。しかし、そのコリははじめは自覚しにくいものです。
経絡体操は、その自覚しにくい「コリ」をいち早く見つけ、修正して行く運動法だと言えます。
この経絡体操で大事なことは、呼吸法です。特に息を吐く時が、より重要です。息を吐くと自然に身体が伸びる(気の流れが良くなる)、と言う感じになるようにすることです。決して、無理に筋肉を伸ばしたり、引っ張ったりしないでください。
経絡体操には基本的に六つのタイプがあります。経絡の流れに沿って、肺・大腸系の経絡を伸ばす運動法から始まって、胃・脾系、心・小腸系、腎・膀胱系、心包・三焦系、肝・胆系の運動へと続けて行くことによって、身体の歪みも矯正され、健康を維持することが出来ます。
経絡体操は毎日続けることが大切です。この運動法と指圧を併用して、一人でも多くの方が健康で明るい日々を送ってくださるように願っています。
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