自分の健康は自分で守るしかありません


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■ ヨガ(ヨーガ)

私も若い頃、精神的なものを求めて彷徨っている時に、ヨガの本に出会いました。色々な本を手にしましたが、中で沖正弘氏の「沖ヨガ」の本を熱心に読み、実践をしました。

ヨガの行法を中心に精神的な面を強調された内容でしたので、当時に私にはピッタリだったように思います。唯、私は生来の怠け者ですから、行法も十分に身につけることなく今日まで来てしまいました。

その後はより精神的な面に意識が向きましたので、沖ヨガ以外のヨガの本や瞑想の本などを求めて学んで行きました。でも一度も、それら等のヨガの指導者の所に出向いたことはありません。

私の天の邪鬼な性格から、人に教えてもらうと言うのが、どうにも苦手と言いますか、直接指導を受けることを嫌う、イヤな性格がある所為かもしれません。

それと自分自身で求める所が違うと言う、何か心の奥深くにある意識がそうさせなかったようにも感じています。ですから、そうした所に行っておけばよかった、と言った後悔などは全然ありません。

 

ところで、「ヨガ」の話ですが、現在、方々でヨガ教室などを見かけますし、そこに通っている人も結構いるようですね。どちらかと言いますと、ヨガを単なる健康法として取り入れている方が殆どのように見えます。

ですから行法(ポーズ)を中心に教える所が多いようです。勿論、ヨガにはそうした面がありますので、それでいい訳です。が、本来のヨガは瞑想に入るための準備運動的な面もあることを理解しておく必要があります。

 

さて、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によりますと、そもそも、ヨガとは、古代インド発祥の修行法のことです。ヨーガとも言います。アーサナ(asana,姿勢)や、プラーナーヤーマ(呼吸法)のみを重視する健康ヨーガ的なものや、瞑想による精神統一を重視するものなど様々です。狭義には、解脱、すなわち個体魂の神への結合を実現するための実践体系だと言われています。

また、ヨガの明確な起源は定かではないようですが、紀元前2500年-1800年のインダス文明に、その遠い起源をもつ可能性が指摘されているとのことです。

インダス文明の都市遺跡のモヘンジョ・ダロからは、坐法を組み瞑想する神像や、様々なポーズをとる陶器製の小さな像などが見つかっていることから、そのように考えられています。

 

インドではヨガの種類は多岐に亘っています。ここでは、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で紹介されているものを主に取り上げておきます。



<伝統的なヨガ>

1.ハタ・ヨガ (Hatha yoga):アーサナ(姿勢)、プラーナーヤーマ(呼吸法)、ムドラー(印・手印や象徴的な体位のこと)、クリヤー/シャットカルマ(浄化法)、バンダ(制御・締め付け)などの肉体的操作により、深い瞑想の条件となる強健で清浄な心身を作り出すもの。今日、スポーツなどで取り入れられているストレッチなどはこのヨーガのアーサナ(姿勢)に由来しているそうです。

私が昔、各種の本を通して学んだヨガは、このハタヨガが主なものでした。私は余り熱心に取り組んだ訳ではありませんので、主にポーズと呼吸法のみを行っていました。

2.ラージャ・ヨガ (Raja yoga):「ラージャ」は「王の」という意味であり、神を悟るための本格的なヨガだと言われています。ラージャ・ヨガの目的は、自己の内なる状態の観察を促し、あらゆる対象への欲望や執着を手放し、この世のあらゆる事象に対しての正しい認識を得ることだとされています。

3.カルマ・ヨガ (Karma yoga):日常生活を修行の場ととらえ、善行に励みカルマの浄化を図るヨーガ。見返りを要求しない無私の奉仕精神をもって行うもの。

4.バクティ・ヨガ (Bhakti yoga):神への純粋な信愛を培い、グルがいる場合はグルを、その他の普遍的な愛の対象がある場合はその対象を、超意識(宇宙的な意識)の化身とみなし、全てを神の愛と見て生きること。ただ、インド人の信頼できるグルの指導を受けずに、このヨガを取り入れている団体も多いようで、間違った「自称グル」を師と仰いで一生を棒に振ることにもなりかねないようです。オーム真理教などはその典型ですね。

5.ギャーナ・ヨガ (Jnana yoga):高度な論理的熟考分析により、真我を悟るものとされています。一般的に難易度の高いヨガと言われています。

6.マントラ・ヨガ (Mantra yoga):マントラを使うもので、主にサンスクリット語のインヴォケーション・マントラ(神を讃えるマントラ)などが広く用いられているそうです。 マントラの振動は、練習者の肉体と霊体を浄化するだけでなく、その個人に必要な特定のチャクラを覚醒させる大きな手助けとなる、とされています。

7.ジャパ・ヨガ (Japa yoga):基本的には、数珠を用いて定数のマントラを唱えるもの。

8.クンダリニー・ヨガ (Kundalini yoga):ムーラーダーラに眠るというクンダリニーを覚醒させ、身体中の気道やチャクラを活性化させ、悟りを目指すもの。

 

このヨーガを実践するにあたっては重大な注意点がある。クンダリニーが一旦上昇を始めると、本人の力だけではそれをコントロールできなくなることがある。

具体的には、クンダリニーが上昇して頭部に留まってしまい、それを再び下腹部に下げることも、頭部から抜けさせることもできなくなり、発熱や頭痛、またそれが長期に渡ると、脊髄を痛めたり、最悪の場合精神に異常を来すことさえあります。

従ってこのヨーガは、自己流又は単独実践は避け、然るべき師に就いて実践すべきとされています。

9.クリヤ・ヨガ (Kriya yoga):クリヤ・ヨガは、人間の進化を促進するための手段であるとされています。

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<近年のヨガ>

上記の伝統的なハタ・ヨーガにフィットネス等の要素を取り入れ改良を加えた下記のようなヨガが、現代人には人気があるようです。

1.アシュタンガ・ヨーガ:現在のパワーヨーガの源流ともなっているヨーガ。呼吸と共にアーサナを行う。
2.パワー・ヨーガ:アシュタンガ・ヨーガをベースにしたヨーガで、アーサナを通して肉体に負荷をかけることにより脂肪を燃焼させ、美しい肉体を作ることを目的として主にアメリカで開発された。

3.マタニティ・ヨーガ:妊産婦向けのヨーガ。ヨーガの体操や呼吸法を通して一体感を味わえることが、命の尊さを再認識し、出産後の子育てが意欲的に取り組めるようになる。

4.ホット・ヨガ:高温多湿(温度を38度、湿度を 65%程度)の人工的に温度・湿度の空調管理が行き届いた、スタジオなどの室内で、ハタ・ヨーガ等をベースにしたアーサナ(ポーズ)を行うヨーガ。

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5.アヌサラ・ヨガ:アヌサラ (a-nu-sar-a)には、サンスクリット語で「大いなるものの流れと共に」、「流れに任せて」、「心のままに」という意味がある。現代医学の解剖学や生理学に基づいて古典的なヨガと融合した合理性の高いヨーガであり、ニューヨークを中心に米国のみならず、英国、欧州、オーストラリア、香港など世界各地で学ぶ人が増えてきている。

6.阿字観・ヨーガ:真言宗の伝統的な瞑想法、阿字観にハタ・ヨーガのアーサナを取り入れたもの。

7.ヨーガ・セラピー:多くのストレス関連疾患に対して著効があることから、近年、医療機関での導入が進んでいる。日本国内では一般的に「ヨーガ療法」と呼ばれ、認定ヨーガ療法士が誕生している。


上記のように一口にヨガと言っても多種多様で、どれが良いかどうかは個々の目的によって違ってきます。また、ちょっとやっただけで分かるようなものでもありません。

従って、日々の訓練と努力が必要です。結果的に「心身一如」の状態に持って行くのが目的と言えます。

ヨガの世界では、「チャクラ」と言う言葉がよく使われます。チャクラは、サンスクリットで「車輪・円」を意味する言葉です。

ヒンドゥー教のヨガでは、人体の頭部、胸部、腹部で、輪または回転する車輪のように光っているように感じられる箇所を言っています。

チャクラの数は、6または7箇所と言われていますが、それとは別に8箇所あるという説もあるそうですが、一定ではないようです。

 

ヨガではチャクラの位置を下記のように表しています。

1.ムーラーダーラ・チャクラ:会陰部(肛門と生殖器の間)に位置して、生命の根源力、現実への対応能力、肉体的な活動、自制心、性的能力などの性質を持っているとされています。

2.スヴァーディシュターナ・チャクラ:生殖器官の上(陰部)に位置し、性、忍耐力、感情表現、創造性、好き嫌いなどの性質を持っているそうです。

3.マニプーラ・チャクラ:腹部(臍)に位置し、創造性、感動、達成感、自尊心、グループ意識、知性、陽気などの性質があるとされています。

4.アナーハタ・チャクラ:胸の中心に位置し、直感、コミュニケーション、受容性、社会性、愛情表現などの性質を持っているそうです。

5.ヴィシュダ・チャクラ:喉に位置し、表現力や理解力、思考や感情を言葉にするのを助け、コミュニケーション、創造性、無垢などの性質があるとされています。

6.アージュニャー・チャクラ:眉間に位置し、芸術、洞察力、意志、直観力などの性質を持っているとされています。インド人は、ここにビンディをつけるのはご存知の通りです。

7.サハスラーラ・チャクラ:頭頂部に位置し、王冠チャクラとも呼ばれ、直感、自由意志、宇宙的意識などの性質を持っているとされています。

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しかし、チャクラとはそもそも何かと言うことですが、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の記述では、「チャクラは脊椎に関連するエーテル体にあるエネルギー・センター(渦)で、肉体の7つの内分泌腺及びメンタル体、アストラル体、肉体の調整と活性化を司り、意識の中枢と各身体の中継点としての役割をはたしている」と表現されています。

これだけでは何のことは良く分かりませんね。更に次のようにも言われています。

「本来のチャクラは神経叢と脊髄のチャクラであり、神経叢のチャクラは、身体の交感神経系を支配するナディーと関連し、身体の運動的な活動を司っている。

一方、脊髄のチャクラは、身体の副交感神経系を支配するナディーと関連し、精神的な活動を司っている。神経叢のチャクラと脊髄のチャクラは対になっており、意識の拡大の過程を通じて、下位のチャクラから順に覚醒していく」

 

このチャクラも経絡と同じように肉眼では見えない存在です。その為に、人によってそのとらえ方も違う所があり、一般の人々には理解が難しい所があります。

特にヨガ関係者などがやたらと、チャクラがどうのこうのとか、チャクラを鑑定すると言って宣伝しているのを見かけますが、どうなんでしょうねぇ・・・?

チャクラの活性化が悪いと病気になったりすると言いますが、では何故、チャクラの活性が悪くなったのかの原因を解明していないようです。

私はチャクラの存在を否定しているわけではありませんが、そうしたことに執われてはいけないと考えています。そうしたことを自分の心(魂)を磨く上で旨く利用して行くことが大切だと考えます。

 

最後に「クンダリーニ」と言う言葉について考えてみたいと思います。

クンダリニーとは、悟りを得るために必要な宇宙的根源力のことだと言われています。クンダリニーの活性化を念頭においたヨーガは、クンダリニーヨガと呼ばれています。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の記述によりますと、クンダリニーは、「普段は尾てい骨付近のムーラーダーラチャクラに眠っているが、ヨーガの実践や宗教の各種修行によって活性化し始め、生涯をかけ各チャクラを開花させグランティ(=結節。ブラフマー結節、ヴィシュヌ結節、ルドラ結節の3種類がある)を破壊し、最終的には頭頂のサハスラーラを押し開け解脱に至る」と記されています。

 

先ほど言いましたが、クンダリニーーガでは、このクンダリニーの活性化を目指しているわけですが、そこに大きな落とし穴があります。

私は詳しいことを知りませんので、ヨガ専門の言葉を使っての説明はできませんが、何とかクンダリニーを活性したいと言う<strong>「我欲」</strong>が強い場合、予期せぬ症状に苦しめられると言うことなんです。

例えば、神経系統のショート現象が起こり、全身の激しい脈動、極度の疲労困憊や精神錯乱、重度の鬱症状、知覚過敏、最悪のケースでは脳溢血や自殺などを招いてしまうことがあるそうです。

 

実際、こうしたケースはあるようで、私が聞いた話でも、このクンダリニーヨガでクンダリニーの活性化を一所懸命にやっていた若者が気が狂ってしまったと言うことでした。

また、クンダリニーヨーガを実践するつもりでなくても、早く悟りたいと言うような「我欲」が強かったり、あるいは神(この場合、宗教的な神でなく、宇宙根源の存在)への絶対信に欠ける修行をしますと、上記のような現象が起こる場合があるとされています。

こうしたことを避けるために、クンダリニーヨガの実践者は菜食をして、刺激物の摂取を避け、過食、不規則な食事、否定的な態度を避けるべきである、とされています。

 

最近、このヨガだけでなく、スピリチュアルを謳い文句にして、簡単に超能力が得られるとか、悟りを得られるような安易なことを言っている者達がいますが、そうした美辞麗句に引っ掛からないようにすることが大切です。

何か特別なことをすることで悟りを開こうとすることは間違いです。日常生活の中で、全てのことに感謝をして、人に喜んでもらう生き方に徹して行くように努力することで、望まなくても幸せになって行くのが宇宙の法則です。

全ての人は神の子であり、本来、正しい意味での超能力を備えています。しかし、この三次元世界(物質世界)のみが全てと思い、物欲をほしいままにして来た為に、その超能力を失っています。

それを取り戻す為には、上記のようなヨガの修行をするよりも、自分が出している悪想念、マイナスの心を出さないように努力して行くこそが大切です。

それと同時に、宇宙の法則である、「因果の理法」(原因結果の法則)を確りと自覚する必要があります。とにかく、ヨガの修行も結構ですが、先ずは自らの心の在り方を真剣に点検して行くことが何より大切なことだと考えます。


 

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