■ 「あお向け」のやり方
1.腹部の調節:相手の左側に座り、右手を相手のヘソの上に置く。この時、決して押してはいけません。
暫くして、相手の肋骨の下縁に沿って、真ん中から両端に向かって親指でゆっくりと深く押していく。肋骨にもぐるように押すのがコツです。(数回繰り返す)
次に親指を重ねて、ミゾオチオ辺りから真っ直ぐ下に、膀胱まで押していく。ゆっくりと深く押す。こちらも数回行なう。
2.下肢の伸展:左手を相手の下腹部(丹田の辺り)に置き(支え圧)、右手で相手の大腿を付け根から膝上まで体重を掛けて押す。片足が終ったら、反対側も行なう。(同じ姿勢で)
次に、左手は丹田に当てたまま、右手で相手の左右の下肢をくの字に曲げて(外に開く)みて、異常の無い方(膝が高く持ち上がらない方)から先に、付け根より膝まで、少しずつ押していき、開き具合を確かめる。
膝下から足首までは、右手で把握しながら下がっていく。この時親指を内側に、4指を外側にして把握すると、ふくらはぎに深く指先が入って、よく気が抜けていく。
3.下肢外側の伸展:外側にくの字に開いた相手の下肢を、今度は内側に倒す。左右の下肢のどちらが柔軟性があるか、固いかを確かめる。その後、柔らかい方の下肢を臀部近くから膝に向かって伸ばすように数回、手のひらで押していく。左手は相手の下腹部を支えておく。
その後、固い方の下肢を見ると、ツッパリが和らいでいる。こちらも同様に数回、臀部から膝まで押し伸ばす。
4.下肢後側の伸展:左手は相手の下腹部を支えて、右手で相手の膝を持ち、膝を相手の胸に付けるように曲げていく。先ず片足ずつやってみて、曲げやすい方から数回、伸展する。その後で、曲げ難い方も同様に行なう。
5.大腿前面の伸展:相手の両足を伸ばして、左右交互に、相手の大腿を付け根から膝まで手のひらで押してみる。左手は相手の下腹部に当てたまま。そして柔軟性のある方の大腿を何回か押して伸展する。その後、固いほうの大腿も同様に行なう。
6.腰椎調整運動:相手の足先の方に移動し、相手の両足首を持って持ち上げ、相手の下肢全体を交互に上下に揺する。その後、相手の両足を揃えて左右に揺する。これを「金魚運動」と言います。
7.腰椎の捻転:立ち上がって、相手の両膝を曲げて胸に付けるように体重を掛けながら押して行きます。その時、相手の膝が曲がりやすい方の側に、捻転します。先ず、片手で相手の同じ側の肩を押さえておき、反対の手で相手の両膝を持って反対側に捻ります。
その後で、今度は、相手の反対側の肩を押さえておいて、両膝を逆の方向に捻ります。最後にもう一度、相手の両膝を胸に押し付けて終わりです。
8.足首の運動:再度、相手の足先に座り、相手の片足を両手で持ち上げ、引き伸ばしながら足首を前後左右に大きく曲げ、最後に内と外に回転する。同様に反対の足も行なう。
9.頚部の運動:相手の頭上に座り、枕を外しておいて、両手で相手の後頚部に回し、後頚部を両手で押さえて頚部を伸展します。円運動のように少し首を持ち上げながら、自分の方に引き伸ばすようにします。
次に両手で後頚部を押さえて、左右に回転してみて、回りやすい方を軽く数回回す。そして反対側に回してみる。
その後、今度は首を左右に曲げてみて、やりやすい方から数回曲げる。そして反対側にもまげてみる。
9.両腕の運動:中腰になって相手の両手首を持って自分の方に引き寄せ、両膝の上に相手の両手首を乗せて上体を後ろにそらせる。すると相手の両腕が伸びます。
今度は立ち上がって、相手の両腕を真上に伸ばす。相手の胸が開くように両腕を大きく外側に数回回す。その引っ張った両腕を左右交互に持ち上げる。
相手の両肘を曲げて床に付ける(相手の身体の両側)。そして相手の手首を軽く後ろにそらす。そしてパット手を離して、相手の両腕を床にもどす。
10.ウエスト絞り:最後に相手の右側に位置して、相手の身体の左右から両手を腰の下にいれて、相手の腰を両手で持ち上げる。一度相手の腰を下に下ろして、腰の方から相手のウエストを絞るようにして両手をずらしてきて、相手のお腹の前でパーんと両手を合わせる。そして軽くお腹を撫で下ろして終ります。
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