§海外に在住の方々からのお便り

 

第三回目の便りは、ドイツからです。この方はドイツで指圧を勉強され、既に治療に携わっておられます。過日、帰国された折りに短期で指圧の講座を全て終了された方です。

驚かされたのは、その時、妊娠5か月の身重であったのに、そんなことは感じさせない元気さで全てを学んで行かれたことです。受講の問い合わせがあった時、妊婦であることが気になっていたのですが、それは杞憂に終わりました。

今回の頼りは、ドイツに帰国された直後のことを語っておられます。色々と気付かれたことがあったようで、これを読まれる方にも参考になるものと思います。

なお、前回も申し上げましたが、ご本人のプライバシーの問題がありますので、名前や住所などは割愛させて頂きます。但し、ホームページを開設されている方や治療院を開いておられる場合は、今後、そのアドレスを紹介します。

さて、今回の通信の内容は下記の通りです。


『3月末にドイツに帰国してすぐ3日後に家の引っ越しをする予定で、かなりハードスケジュールになってしまいました。

帰りのフライトが少しハードだったのと重なって、帰ったとたん疲れがどっとでてしまった感じです。今回の日本の滞在は、後半、
父親の件で精神的にもストレスになっていた為、静かなドイツに帰ってまた自分だけの生活に戻ったら、今まで気が張っていた体もほっとして力が抜けてしまったようです。

ドイツに戻ってパートナーがロンドンから戻るまで独りでひたすら疲れを取る為に寝てばかりいたのですが、窓から見ても近所の人の生活もあまり見受けれず、寝込んでいたので外にも行かなかったし人にも会わなかったせいかなんだか私はどこの世界に戻ってきたのかと思ったほどです。

いつもなら日本からドイツに戻ると、静かすぎて日本がすぐ恋しくなるのですが、今回はなんて静かで落ち着けるんだろうと思いました。また、幸い天気もちょうど暖かくドイツには珍しく晴天が続いており、通りを散歩していると、壮大な木々、それから小鳥たちの鳴き声が耳に入り、ハンブルグはなんてきれいな町なんだろうと改めて実感しました。

日本のざわざわした中心街やどこからともなく聞こえてくるいろいろなメロディ、テレビがいつもつけっぱなしになっている食卓とか、そういうのがだんだん窮屈になっていたので、今回はドイツに戻ったらほっとしました。

それから、ドイツ人は度々アグレシブで不親切、理屈っぽいところがあるのでそういうメンタリティが嫌で嫌でしかたかなかったのですが、ドイツに久しぶりに戻ったら、また別の目で彼らを見る事が出来て、なんとなくかれらが懸命で、それなりに素朴なところがあったりと新たにいい面が目について、とっても新鮮です。全てが理にかなっているところの良さとか、頑固親父がいない世界というか(笑)

不思議ですね、どこに帰ってもしばらく留守にすると、日本であろうとドイツであろうと、また新しい気持ちや視線で、人や物事が目に映るというのは。そういった意味でとてもいい経験になりました。

それから、今日初めて先生のプログを拝見しました。いろいろな興味深いお話があってすばらしいですね。これからもちょくちょく拝見させて頂きます。また、こちらの活動も是非先生にお伝えしていきたいです。

今月から、あるハイルプラクティカーの治療院の一室を週何回か借りて、そこで施術を初めて行く予定です。まずは、今まで私のところにマッサージに来てくださっていた方々をひきつづき続けていきたいのと、それから知り合いでいろいろ体に悩みを抱えている方々を施術する事から始めたいと思っています。今回日本で学んだ事をいろいろトライしていきたいと思います。

それからおなかの赤ちゃんの方ですが、最近は胎動がとってもはっきりと感じるようになり、おなかもだんだん目立ってきました。胎動がすごいので、かなり元気な男の子のようです。

先生にまた来年お会いしたいです。それまで、メールやプログでお邪魔します。』

 

「住めば都」と言われますが、日本とか外国とかを問わず、そこに根を下ろして生活をしていると、その土地に愛着が湧くものです。特にその地を離れて、何処かに行って帰って来た時など、余計にその土地の良さが目に付いたりします。

日本であろうが外国であろうが、そこに住んでいると言うことは、そこに住む縁がある訳で、その人にとって必要であるから、そこに住んでいると言えます。ですから、そこはいいとか、悪いとか比較して考えるべき問題ではないと思います。

 

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