東洋医学では、身体の中を流れるエネルギーのことを「気」と言っています。
その気の流れる通り道を「経絡(けいらく)」と呼んでいます。
ツボは、この経絡上に存在するポイントで、気の流れを調節する所です。
このツボの数ですが、昔から一年の日数と同じ365個あるとされていましたが、現在では、経絡上以外にもあるツボが確認されたりして、2000以上もあるとされています。
しかし、身近な病気の治療に使われるツボや、素人でも利用できるツボはそれ程多くはないのです。
また、ツボの位置は人に寄って違いますので、なかなか的確に探すのは簡単ではありません。一応、ツボの位置を探す時には、その人の手の指の幅を尺度にします。
例えば、一寸と言えば親指の第一関節の幅分を言います。一寸五分と言えば指の横幅2本分。二寸は指の幅3本分。三寸は指の幅4本分といった具合です。
ツボの位置は体格や個人差によって、標準的なツボの位置とズレて居る場合もあります。
一応、見当を付けた辺りで、皮膚の感じが周りとちょっと違う所を見つけます。
例えば、皮膚がかさかさしたり、ざらざらしたり、ちょっと冷たかったり、温かかったりするような所です。
そうした所を揉んで見たり、軽く押してみたりすると、硬い筋やコリコリするものに触れることがあります。
しかし、なかなか慣れないと微妙な皮膚の状態は分からないものです。ですから、大体の位置を確認したら、その辺りを押してみて、気持ちよく感じる所や、痛みを感じるところがツボだと思っていいわけです。
それらが正式のツボになっていなくても、押して気持ちがいい所は治療効果があるところだと言えます。
つぼの押し方は強く押しすぎたりしますと内出血を起す場合がありますので気を付けて下さい。
特に顔やお腹を押すときには、強い刺激は避けて下さい。手のひら全体や、指先で「の」の字を書くように軽く柔らかに押したりもんだりして下さい。
背中などは手のひらや親指を重ねて押すのもいいですが、いずれも、ゆっくりと体重を掛けるように押し、暫く持続します。
手や足を押すときには親指や人指し指などで数秒位おします。
また、ツボの反応が遅いときには当てた指を細かく震わせたりするといいでしょう。色々、自分にあった方法で試して見てください。ですが基本は、押すと軽い刺激を感じて気持ちがいいというくらいを目安にしてください。