◇バージャー病とは

あなたは、「橋本病」という病名を聞いたことがありますか? 私はその病名は以前から知っていましたが、その実態については良く知りませんでした。

それが過日、長らくご無沙汰をしていた方が指圧の治療に見えた時に、病院で橋本病と診断されたんだと聞かされたんです。それで、あぁ、聞いたことがある病名だなと思って、その方に聞いてみたら、甲状腺の機能低下が起こる病気であると判明しました。

一応、ネット上で調べてみましたら、甲状腺専門医院の伊藤病院のサイトで下記のように説明されていました。


ーー引用はここからーー

橋本病は、九州大学の外科医であった橋本策(はかる)博士が1912年(大正元年)に、世界で初めてこの病気に関する論文をドイツの医学雑誌に発表したために、博士の名前にちなんでつけられた病名です。

橋本病は「慢性甲状腺炎」ともいいますが、この名はこの病気の成り立ちに由来するものであり、甲状腺に慢性の炎症が起きている病気という意味で、このように呼ばれることもあります。

甲状腺の病気は、どれも女性の方がかかりやすいのですが、橋本病は甲状腺の病気のなかでもとくに女性に多く、男女比は約1対20~30近くにもなります。また年齢では20歳代後半以降、とくに30、40歳代が多く、幼児や学童は大変まれです。

橋本病は、甲状腺に炎症が起きている病気ですが、細菌が入り込んで化膿するといった炎症ではなく、「自己免疫」の異常が原因で起きる炎症です。

自己免疫で起こる病気はいくつかありますが、何がきっかけでこのようなことが起こるのか、いまだにはっきりしていません。橋本病はある種のリンパ球が甲状腺組織を攻撃して起こるらしいといわれています。

ーー引用はここまでーー

 

一般に甲状腺の症状と言いますと、バセドウ病と言う甲状腺機能亢進症が頭に浮かびますが、橋本病はそれとは反対に、甲状腺機能低下症なんですね。

上記の患者さんは60過ぎの男性ですが、今のところ目立った症状は無いようなんですが、どうも腎臓の働きが弱って来ているような自覚があると言っておられました。

 

この橋本病は甲状腺ホルモンの量が不足して、新陳代謝が低下し全てが老けていくような症状がみられるそうですから、無気力で頭の働きが鈍くなり、忘れっぽく、ひどくなると痴呆の原因の1つにもなとも言われています。

また、寒がりで皮膚も乾燥してカサカサになったり、身体全体がむくみ、髪も抜け、眠気がありボーッとして活動的でなくなったりするようです。

 

実はこの患者さんとは長い付き合いなんです。とは言っても定期的に来られているわけではありません。それこそ、忘れた頃にやって来ると言った感じなんです。

最初に出遭ったのは、私が一時期、医王会指圧センターで指圧の講座を受け持っていた時に、この方が指圧の勉強に来られたんです。その後、私の所に時々、指圧の治療を受けに来られるようになり、今日まで縁が繋がっている訳です。

今回は、この方が原因不明の橋本病に罹患された訳なんですが、それよりも、この方の息子さんはもっとスゴイ、ヒドイ病気に罹っておられるんです。

その病名は国の指定した難病の一つで、「ビュルガー病(バージャー病)」と言う病名です。私はこれまでに耳にしたことが無い病名でしたのでネット上で調べてみたら下記のようなことが分かりました。

 


どんな病気か

四肢(主として下肢)の末梢動脈の内膜の炎症により動脈の閉塞を来し、血流障害が生じる病気で、閉塞性血栓血管炎とも呼ばれます。最初の報告者の名前からバージャー病(英語読み)、あるいはビュルガー病(ドイツ語読み)とも呼ばれています。

患者数は、国内で約1万人と推計されています。男女比は10対1と男性が多く、20~40歳を中心に青・壮年に多く発症しています。動脈硬化によって下肢の動脈が詰まる閉塞性動脈硬化症も同じような症状を来しますが、閉塞性動脈硬化症は高齢者に多く、40歳以下の若年者にはほとんど発症していません。

 


原因は何か

原因は不明ですが、発症には喫煙が深く関係しています。患者の9割に喫煙歴が認められ、受動喫煙(周囲の喫煙者によって間接的に喫煙状態になること)を含めると、ほぼ全例が喫煙と関係があると考えられています。

 


症状の現れ方

血流障害が軽度のときは、下肢の冷感やしびれが認められ、高度になるにしたがって間欠性跛行(かんけつせいはこう)(長い距離を歩くと足が痛くなり、ひと休みするとおさまって再び歩くことができる)や安静時の痛みが現れます。血流障害がさらに高度になると、難治性の潰瘍を生じ、壊死(えし)に至ります。

また、手足の静脈にも炎症を起こし、静脈に沿って赤くはれたり、痛みが生じることがあります(遊走性静脈炎(ゆうそうせいじょうみゃくえん))。 (gooのヘルスケアの記事より)

 

上記の橋本病を患った患者さんから聞きましたら、この息子さんは既に下肢の指先から足首まで壊死してしまい、結局は両足の膝まで切断してしまったそうです。私はそれを聞いて言葉もありませんでした。

その息子さんも、両足を切断することになった時は自暴自棄になって荒れたそうです。その気持ち分かりますよね。

でも、今では車椅子に乗って、仕事場には車を運転して通勤するまでになっているそうです。会社の方も温かく見守ってくれているそうですから、不幸中の幸いですね。

 

しかし、現代医学では原因もサッパリ分からないような、こんな病気に親子で罹ったと言うことは、そこには何らかの原因があるものと思います。原因の無い結果はありませんからね。

とりわけ、両足を切断せざるを得なかった息子さんは、可なりの業・因縁があることが伺えます。先の世で何かヒドイ仕打ちをしてきた報いがあるように感じます。

でも、こうしたことをこの親子が正しく理解してくれそうにはありませんので、橋本病の患者さん(父親)にも因縁や供養の話はしないでおきました。取り敢えずは指圧の治療を続けることを勧めるに留めたんです。



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