過日(2009年5月)、スウェーデン国営テレビ局から指圧の取材に見えました。それ以前に、東京のスウェーデン大使館の担当者から、スウェーデン国営テレビ局が指圧の取材に行きたいと言って来たのですが、お受けできますかと言う電話がありました。
私の方は別段問題が無いので、すぐに了解の返事をしました。その後暫くして、スウェーデン国営テレビ局の担当者から直接、電話があり、取材で写真撮影に伺いたいとの依頼がありましたので、既にスウェーデン大使館から話を聞いているので大丈夫です、と返事をしたんです。
ただ、その時点では何の目的で指圧の取材に来るのかは不明でした。私としては過去にも何回か海外の取材に応じていましたから、どんな形でも指圧の現場を取材してくれるのなら問題ないと軽く受けた訳です。
そうこうしている内に、取材日が近付いて来た頃、今度は東京都観光財団と言う所から、今回のスウェーデン国営テレビ局の取材の全面協力をしていると言って来たんです。で、その取材の目的はスウェーデン国営テレビ局が放映している人気のクイズ番組で利用するものだと言うんです。で、下記のような企画書をメールで送って来られたんです。
『 ◆ 取材企画書 ◆
財団法人 東京観光財団(英文名称:Tokyo Convention & Visitors Bureau)は東京都と東京商工会議所の呼びかけにより、公民各界、各層の団体、企業などの支援を得て設立された団体で、海外からの訪都観光客の増大、国際コンベンションの誘致、都市東京の文化・観光資源の発掘、全世界への発信等の業務を行っております。
その一環として、当財団では海外からの報道関係者の取材に対する支援、海外の旅行エージェントへの情報提供等を実施しております。その一環として下記の取材のご協力をお願い申しあげます。
1.国名: スウェーデン
2.取材者: 1.Mr. Loui Bernal (カメラマン)
2.Mr. Brand Delange (アシスタントカメラマン)
3.掲載雑誌詳細
メディア: テレビ Sveriges Television AB(国営放送)http://svt.se/
番組名 「Brain Train」
放映エリア: スウェーデン
媒体概要: 視聴率30%をほこるファミリー・中高年向けのクイズ番組
放映時期: 2009年11月~
4.取材テーマ
東京の生活や文化をテーマに映像と共に様々なクイズを出し、有名人がパネリストとなりそのクイズに答える。
5.取材期間
2009年 5月12日(火)~14日(木)
お忙しいところ恐縮ですが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。』
それと同時に、下記のスウェーデン国営テレビ局からの手紙も添えられていました。
『関係者の皆様へ
前略
Sveriges Television AB社 (スウェーデン公共放送会社)は過去20年にわたって旅についてのTVクイズショーP? Sp?ret /"Brain Train"を制作してきました。
このショーはスウェーデンで最も人気のある番組です。公共放送チャンネルで放送されており、商業的なものではありません。
TVショーの中で世界中の街を訪ね、歴史的・文化的に興味深い所を紹介します。娯楽番組であると同時に、世界のさまざまな所や地方について多くの情報を提供します。
Filmator i Norden AB 社のLoui Bernal氏とBrad Delange氏が2009年5月11日から18日まで日本に出張し、東京と大阪でフィルム撮影する予定です。非常にぎっしりつまったスケジュールで仕事を行います。
撮影に関して皆様にご協力いただければ大変ありがたく存じます。Sveriges Television AB社 は当社の撮影チームが撮影した写真は全てSveriges Televisionによってのみ使用し、決して商業目的には使用しないことを保証いたします。
草々
Ragnhild Fj?llhed
Executive Producer
Swedish Television
S-405 13 Gothenburg 』
こうしたことから、取材目的はテレビ局のクイズ番組で利用するものだと分かりました。で、実際の取材に見えたのは5月の12日で、カメラマンの男性2人と日本人通訳の女性の計3名でした。
その日は彼等の取材の初日だったんですが、既に午前中に箱根まで行って来たと言っていました。
何でも小田急のロマンスカーの先頭車に乗って景色を撮影するのが目的だったようですが、ついでに箱根の塔ノ沢まで行って来たと語っていました。
その帰りに新宿から乗り換えて私の所に来た訳です。撮影は私の所で終わりかと思いましたら、その後で渋谷や原宿まで撮影に行くと言ってました。そんな重装備の恰好をしていながら、そうやって方々の取材を重ねて行くのですから、何ともタフな連中です。
ところで指圧の取材の目的は、スウェーデン国営放送で人気のクイズ番組で使うものだと言うことは分かっていたんですが、それがどう言うものかは彼等に会うまでハッキリしていなかったんです。
彼等の説明では、クイズ番組で最初に指圧を行っている映像を流して、その後で私がカメラに向かって日本語で、「スウェーデンの皆さん、今日は。クリスチャン(司会者の名前)さん今日は。私は昔、スウェーデン女王の指圧を東京で行ったことがあるんですよ」と挨拶をした後、「ところで、今行っているマッサージ法は日本語で何と言うのでしょうか。お答えください」と話して下さいと言われたんです。
当初の私の考えでは、もっと指圧をやっている所を撮ってくれるのかと思っていたんですが、そっちの方は簡単に済ませて、私の挨拶の方をメインに撮影されたんです。
やっている内に、成程、クイズ番組だから、私が指圧に関する質問を出して、それをテレビ局のスタジオに居る回答者が答えるんだな、と言うことが納得できたんです。昔、日本で放映されていたクイズ番組、「なるほどザ・ワールド」のようなものだと感じました。
彼等が取材に来た時間帯はイギリス人女性の指圧講座の時間で、彼女にやり方を教えながら同時進行でテレビ局の取材に応じて行ったんです。また他の方にも取材を見せようと思って、アメリカ人の生徒さん母娘も同席してもらっていたんです。
ですから、そこは大変にインターナショナルな状態になっていましたので、通訳の日本人女性が「ここは不思議な所ですね。日本でありながら外国のような感じですものね・・・」と言って驚いておられました。
取材の撮影の方はリハーサルを行うこと無く、一発で終了しました。その後で、二人のカメラマンに軽く指圧を行ったんですが、今まで受けたマッサージとは違うと言われましたので、指圧は肉体的な面だけでなく、もっと精神性が高いものですよ、と返事をしましたら、納得したように頷いていました。
こんな調子でアット言う間もなく1時間が過ぎてしまったんですが、私だけでなく、講座を受けられた生徒さんも、また見学に見えていた生徒さん母娘も皆、お互いに話が出来て大変に良かったと喜んでくれました。
今回の取材が実際にスウェーデンで放映される(2009年の11月の予定)か、どうかは分かりませんが、もし放映されたら、少しは指圧のことが彼の地で話題になるかも知れませんし、昔、私の所で指圧を勉強したスウェーデン人がそのクイズ番組を見て、私のことを思い出してくれるかも知れない、と思っているんです。
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