§指圧百話(53)

指圧を通して体験して来た四方山ばなし

[53]  「胆石症」に付いて


胆石症の最も特徴的なのは疝痛発作ですね。これは突然あらわれる激しい上腹部、又は右上腹部の痛みですが、特に夕食に天ぷらや、うなぎ等を食べた後、数時間たって、つまり夜半の寝入りばなに襲来することが多いものです。

痛みは右肩や右背中に放散し、寒気や振るえを伴い、吐き気があり、黄色い液を吐いたりします。数時間の内に治りますが、多くは医師から鎮痛、鎮痙薬を注射してもらって治るわけです。

発作が起こるのは、過労や暴飲・暴食、興奮や不安などに際して出現しやすい傾向にあります。発作の後、一時的な軽い黄疸や、白っぽい便、発熱などを示すこともありますが、多くは全く症状が消失します。

胆石を持つ人は、発作の無い時でも、右上腹部の圧迫感、吐き気、腹張り、ゲップ、便通異常、特に便秘などの胃腸症状がみられます。一方、胆石を持ちながらも、胆石による症状が無く、健康な生活を送っている人も少なくありません。これを無症状胆石(サイレントストーン)と呼んでいます。

 

胆石とは何かと言うことですが、胆汁の成分から、胆のうや胆管の中で出来る石(本物の石ではありません)のことを言う訳です。胆石はその主成分や肉眼的特徴によって、コレステロール胆石(胆石の7~8割を占める)と色素胆石に分けられています。

コレステロール胆石は女性に多く、また肥満した人に多い傾向にあるようです。妊娠や帯、コルセットの常用などに関係するとも言われています。また、脂肪摂取量が増えてきたことも重要視されています。

最近では、胆石の出来やすい人は、肝臓から排出される胆汁が既に胆石を作りやすい状態にあり、特に胆汁中の胆汁酸に対するコレステロールの割合が高いということが注目されているそうです。

他にもストレスの多い不規則な生活をしている人や、食事時間も短く、不規則な食事をする人に多いと言われています。

 

胆石症を経絡の歪みから見た場合には下記のような特色があると、故・増永先生は指摘されていました。

1.胆実・膀胱虚:胆汁の分泌が悪い

2.膀胱実・胆虚:胆道痛

3.胆実・脾虚:胆道けいれん


ところで、この胆石症を宇宙の法則、特に「原因結果の法則」から考えますと、下記のような「真の原因」が考えられます。 

1.脂肪分の多い食物を好む人

2.性格がアッサリしない人

3.わがままな人

4.物が気がかりな人

5.ガンコで性格の堅い人

 

ご存知のように、病気であれ何であれ、この世の現象は全て自分が出して来た想念の結果なんです。病気であれば、そうなるような想いで生きて来たと言うことになります。

そんなことは信じないと言う、唯物主義的な方は受け入れないでしょうが、自分が認める、認めないに拘わらず宇宙の法則は厳然と全てのことに働き掛けているんです。

私の知人に胆石症で入院して胆嚢を摘出した年配の兄妹がいるんですが、二人共、大変にガンコなんです。

頭が固いと言いますか、融通が利かないといいますか、自分の意見を押し通そうとするんです。また、女性の方は物が気掛かりな人なんです。

胆石症の話をする度に、この二人のことを思い出しては、ナルホド、宇宙の法則通りに成っているなと納得することが多いんです。

ですから、自分が病気になったり、調子が悪くなっていれば、どこに原因があったのか、この原因結果の法則に照らして反省をしてみることが必要なんです。

言えば、病気になると言うことは自分の間違いや、足りないところを教えてもらっているとも言えるわけです。ですから、その間違いや足りない所を改めて行けば、病気も治ると言うことにもなるわけです。


一刻も早く、人々がこうした道理を理解して、病気になる人が一人も居ない世の中になることを願って止みません。


 



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