◇直腸がんに付いて

従来、直腸がんは欧米に多いものとされていたのですが、最近わが国においても増加しています。その原因として、日本人の食生活の欧米化による、食物繊維の摂取不足と動物性脂肪の摂取増加があげられています。

また、直腸は、便の滞留時間が長いため、腸壁に傷をつけてしまうことが多く、さらに排便時の硬い便の刺激がさまざまな刺激となり、がんの前身であるポリープを発生させる原因になると考えられています。

今回、直腸がんを話題に上げましたのは、実は、故・増永先生が57歳で他界された原因が直腸がんだったんです。1年近く自宅で療養された結果、亡くなられたわけです。

 

直腸がんの主な症状としては、血便があります。がんの前身であるポリープが大きくなると、便秘しがちになり、便がポリープを傷つけて出血を起こすことになります。

さらに、ポリープにがんが発生して広がってくると、崩れて傷つき出血するようになります。人によっては、便通が滞る、便秘と下痢を繰り返すなどの症状もみられます。

増永先生も当時、自宅で療養されるようになってから症状が進み、血便が頻繁になり、そのことで可なり苦しそうにされていたのを思い出しました。

増永先生は晩年は、医王会指圧センターでの治療と講習の他に、自宅での治療をされ、その上、本の執筆などのために心身ともに疲労をされていました。

 

また、著書の『指圧』が英語を始め各国語に翻訳、出版されたことで、アメリカやヨーロッパに講習に行かれたりしました。それが余計に身体を痛めることになったものと思います。

増永先生は長年、日本に於ける指圧の地位が低いと言いますか、人々の理解が不十分であることを危惧されていました。

そのため、一度、外国で指圧を広めて、外国人の指圧に対する意識を高めて、その余勢を駆って日本に逆輸入しようと考えておられました。

その意味で、海外での講習には力が入ったものと思います。その為に余計に身体の無理をされたのではと推測しています。フランスの講習の際、カキを食べ過ぎて下痢をしたことを帰国されてから聞かされたことがありました。

その頃から、手の指に湿疹が出来たり、何等かの異常が発生していたのを気付いておられたようです。で、愈々オカシイと気付かれて、暫く自宅で療養されることになったんです。

ご自分では、何時も、指圧で大概の病気は治ると言う信念を持っておられましたので、病院に入院されずに自宅で療養して治すと言う決意をされていました。詳しくは知りませんが、玄米食をしたり、漢方的な療法なども取り入れられていたようです。

それと、医王会で働く治療師が交代で、増永先生の自宅に伺い指圧の治療を行いました。私も何回が伺いました。が、行く度に症状が悪化していました。

 

結局、1年近くの自宅療養の末に他界されたわけですが、そうした闘病の折に言われたことが、ちょっと気に掛かりました。

それは当時、ご自身が中国の神仙術に関心を持っておられ、本気で仙人になることを考えておられたフシがあるんです。と言うもの、そうした闘病の苦しさの所為でしょうか、仙人になるのは本当に苦しいものだと言われたことがあったんです。

この辺のことはご本人でないと分かりませんので何とも言えませんが、こうした考え方が、実は直腸がんになる原因の一つであったのではないかと、考えられます。

 

実は、直腸がんの原因には、上記で上げたような西洋医学的な肉体的な原因よりも、より深いものがあります。増永先生の場合はお父さんが同病で亡くなられていることから下記のようなことが言えます。


1.その一つは、亡父が同病で亡くなられている点から、亡父の霊波を受けておられたことが考えられます。

大病、難病で亡くなられた方は、余程の人で無い限り霊界で何十年でも何百年でも苦しみ続けます。そして最後に子孫に救いを求めます。その霊波を受けている限り、何度手術しても再発します。

2.あと一つは、本人の心の偏りが考えられます。簡単に言えば、驕り高ぶりがあったのでは、と言うことです。何故なら、自分が仙人になろうと考えるところから、それが伺えるからです。

 

病気でも何でも、全ては因果応報ですから、自分が想念した通りになるわけです。また父親の霊波を受けるだけの資格(精神状態)があるから受けることになるわけで、つまり「相応の理」と言うことになるんです。

残念ながら、当時の増永先生は、こうしたことは余り理解されていなかったようです。私としても、師に当る方に偉そうなことは言えませんので、こうした話題は一度も話したことはありません。


ともかく、世間でも「物言わざれば腹膨るるわざなり」という言葉がありますが、下腹部の症状(ガンも含めて)は色々な不平不満や鬱積感情を抱え込んで吐き出せない場合に起こるものです。

その上に、ガンなどの業病になるのは、性格的に固い、ガンコ、依怙地な方が罹り易いとも言われています。このことから考えますと、何事にも柔軟に対応して我を張らず、相手を思いやる生き方をして行くことが大事だと分かります。




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