§指圧百話(38)

指圧を通して体験して来た四方山ばなし

[38] ユダヤ系の人々


あなたはユダヤ人とかユダヤ系と言うと、何か特別なものを感じる方ですか、それとも全然関係ないと考える方でしょうか?

筆者は若い頃からそれほど自覚しないながらもユダヤ人またはユダヤ系の方と縁がありました。高校生の頃、海外文通をしていた相手にユダヤ系のアメリカ人が居たんです。

その当時は今ほどユダヤに関する知識もありませんでしたが、その方がやたらとユダヤに関する本を送ってくれたり、東京で始めて上演されたミュージカルの「屋根の上のバイオリン弾き」を見なさいと言ってチケットを送ってくれたりしたんです。

ですから、何となくユダヤ人とは何者なのかと言う関心を持つようになっていたんです。ですが、その後それほどユダヤを意識することはありませんでした。

 

ところで世間では、ユダヤ人とかユダヤ系と言うと直ぐに「ユダヤの陰謀」と結び付けて考える人々も多いようですね。

確かに国際金融資本はユダヤ系に牛耳られているようですし、国際政治の場でも陰に陽にユダヤ系やイスラエルの力が働いていますからねぇ。

とくに、日本人が行なったとされる中国南京大虐殺説と同様に、ドイツナチスが行なったとされる「ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)はユダヤ人によって世界中に喧伝され、それによってユダヤ人の立場を有利に導いていますからねぇ。

また有名な「アンネフランクの日記」なども偽書と言われながらも、大々的に報道、喧伝され、ユダヤ人を悲劇のヒーローに仕立て上げていますものね。

いまや西欧諸国では、これら「ホロコースト」や「アンネの日記」に付いてとやかく言う者は罰せられたり、抹殺されるという状態にまでなっているようです。何だか怖い話ですよね。


それはともかく、筆者は指圧の世界に身を投じて、独立して仕事をするようになってから、イスラエル人の若者や他の国籍ながらユダヤ系と言う人々に会う機会が多くなったんです。

あなたもご存知のように、イスラエルでは若者は2年間の兵役の義務がり、男女共にそれを体験している方が大半なんです。

で、その兵役を終えた若者達が自由を謳歌するために世界中を旅して回る者が多いんですよ。そうした連中が日本にも多くやって来ています。

以前に、こうしたイスラエルからの若者達に大勢会う機会があったんです。彼等のタイプは大きく二つに分かれていました。

一方は、兵役を終えて間もない所為か、何となくピリピリとして闘争的な雰囲気を感じさせる者達で、一方は大変に精神性の高い理知的な感じを抱かせる者達でした。

 

やはり闘争的な、強い感じを与える者達に指圧を教えていると、何となく違和感を感じましたね。どうにも力が入らないんですよ。

一方、精神的な面を重視した者達は、指圧に対する意識も違いますし、物腰も柔らかく、柔軟な思考を持っている者が多かったですよ。

 

そんな或る時期、イスラエル人の若いカップルが指圧の勉強に来たんです。どちらも金は無いが指圧を確り勉強して帰りたいという熱意を感じました。

特に女性の方は大変に繊細な精神の持ち主で、色々と精神的な話しをする機会が多かったんです。指圧の方もそこそここなしていました。

そんな二人が指圧の講座が終了して暫くして結婚することになったんです。それで筆者にも結婚式に出席してくれないかと言ってきたんです。

 

筆者は指圧の仕事以外に個人的な付き合いをする気は無かったんですが、その時は二人の結婚披露宴に出席することにしたんです。

彼等はユダヤ人ですから、東京の日赤病院のそばにあったシナゴーグ(ユダヤ教の教会)で内輪だけで式を挙げると言うことだったんです。

確かに披露宴も、出席者は彼等の友人達だけと言う少人数でした。彼らも肉食はしないので菜食中心の手作りの料理を囲んで祝いの宴が催されたんです。

今となっては何も覚えていませんが、最後に皆で輪になってダンスをしたように記憶しています。その時始めて、シナゴーグに入ったんですが、独特な雰囲気がありましたよ。

 

その他、アメリカ系のユダヤ人の人達が指圧の勉強や治療に見えたんです。特別にユダヤ系とは言われないんですが、風貌からそれと分かるんです。

また彼等は指圧に対しても、興味を持っている者が多く、真摯に学ぶ方が大半でした。彼等は論理的に考えるのが好きですが、それだけでなく精神的なことも重視する人が多かったですよ。

最近はイスラエルから来る方はいませんが、指圧の勉強に来る方の中に、これはユダヤ系の人だなと思える方が時々おられます。

筆者は国や国籍には関心がありませんが、ユダヤ系の人々に対しては何となくそのニオイを感じるんです。ひょっとして前世からの因縁があるのかもしれませんね。


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