§指圧百話(37)

指圧を通して体験して来た四方山ばなし

[37] 横浜方面での治療や講座


或る時期、主に外国人の生徒を対象に横浜近辺に指圧講座の為に出かけることが良くありました。

その当時は桜木町駅から京浜東北線に乗り換えて、関内山手、また根岸までも出掛けて行ったんです。

当時、ドイツ人学校が東京の大森から横浜の山手の方に移転したために、その周辺にはドイツ人が多く住んでいました。

またオランダ人も結構住んでいたようです。ですから生徒達もドイツ人かオランダ人達が大半でした。

6~8人のグループを作ってもらい、その中心になる方の家に伺って指圧講座を行なったものです。

彼等は横の繋がりが強いので、一つのグループの講座が終ると、次のグループの紹介をしてもらうと言う具合に、何組か続けて行なったこともあります。

 

横浜と言えば、横浜駅周辺よりも、上記に上げた地区に観光名所のような所が多々ありましたので、講座の帰りに立ち寄ったりしました。

関内周辺では横浜中華街がありますし、歌謡曲で有名になった伊勢崎町もあります。山手で降りると、元町や外人墓地の方にも行けます。

筆者は海が好きですから、山下公園周辺も好きなんです。でもねぇ、山下公園近辺を歩いているとサラリーマン時代を思い出してしまうんです。

その当時、小さな会社で輸出入の業務を任されて、何も知らない中、度々、横浜税関に行かされていたんです。輸入の許可をもらう為です。

しかしねぇ、その仕事は一から覚えることばかりで、相当にストレスを抱えていたんでしょうね、会社を辞めてからも、しょっちゅう輸入の荷物が着かないと言った夢を見ましたよ。


話を指圧に戻しますが、同じ時期、横浜駅近くの日本人の家庭にも指圧の治療に通っていました。知人の父親と言うことで行く嵌めになったんです。

この患者さんは、ある中企業の社長をされていたんですが、脳溢血で倒れて右半身不随と言語障害が残って、自宅で寝たきり状態になっておられたんです。

脳溢血や脳梗塞などの頭の病気の原因の中で、一番目に上げられるのは「目上との不調和」なんです。

簡単に言えば、神や仏を無いとしたり、親先祖を蔑ろにしている、その報いを受けたと言うことなんです。右半身が付随になるのは女性との不調和が元になっています。

例に上げて申し訳ありませんが、ある有名な方も右半身不随と言語障害に遭っています。彼の場合、奥さんとの関係がよく取りざたされていました。

口が利けなくなるのは、相手にドナルような物言いをしたり、頭ごなしに大声で文句を言ったりする者がなります。人に口を利かせなかった、その報いです。


最初にこの男性患者に会った時、上記で述べたような状況そのままの方だと感じました。寝たきりの状態で、旨く喋れないにも拘われず、大声を出して奥さんを呼んで文句を言っていましたからねぇ・・・。

端で見ていて、奥さんや周りの方が気の毒に見えましたよ。脳溢血などの脳の病気で倒れる人の典型だなぁとつくづく感じましたよ。そういう意味では大変に分かりやすい患者さんであったと言えます。

治療の方は何ヶ月か通いましたが、それっきりになりました。で、その後、亡くなられたと風の便りで聞きました。きっと、この方は霊界でも怒鳴っているかも知れませんよ・・・。


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