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私は何時の間にやら35年ほど指圧の仕事に従事して来ました。正直なところ、短気で飽きっぽい性格の私が、こんなに長い間、指圧を続けて来られたことは不思議に思っています。
実際、指圧師にはなって見たものの、先行きどうなるものやら皆目見当がつかいような状態でしたし、途中で何度も止めたいと思ったことがありますからね。
こうして長年やって来た中で、何時も不思議に思うことがあります。それは今日まで未だに外国人との縁が切れないことなんです。一度も海外に出掛けたことが無く、東京に居ながらにして既に40ヶ国の外国人に会って来ているんです。
自分の本音としては、より日本人に指圧の良さや意味を伝えたいと願っているんです。その為にホームページを開設して1人でも多くの日本人にアピールしようとして来たんです。
ですが今もって、日本人より外国人の方が多く来られるんです。ただ、私の所は表に看板を出しているわけでもありませんし、チラシを撒いたり、広告を出したりしませんので、日本人に対する知名度が足りないことは確かです。
私なりに、何故に外国人との縁が深いのかを考えてみましたが、一つ言えるのは、前の世でこうした各国の人々と何等かの縁があって、今生で再び巡り遭う約束をしていたのかも知れないと言うことなんです。
宇宙の法則の「原因結果の法則」から考えても、偶然はありませんし、必ずそれなりの原因があって、その結果として多くの外国人に会う羽目になっているのは間違いの無いところですからね。
今から振り返りますと、結果として外国人に会うように手を打って来た面があります。それは当初、何等かの広告をしようとした時に、有料の広告は高いので、できれば無料で何かないものかと探したことがキッカケです。
日本語の媒体ではなかなか無料のものが無くて、仕方なく英字新聞の無料コラムや無料の英語情報誌などの無料広告欄などに投稿するしか無かったんです。
東京の英語情報誌と言えば、今でも発行されている『Tokyo Weekender』誌、と『メトロポリス』誌(以前は、「クリスクロス」と言う誌名でした)が両雄です。
両誌とも都内の外人用スーパーマーケットや、大型書店、大型ホテル、観光案内所を始めとして方々で無料配布されています。外国人だけでなく、日本人も手にしている方は多いはずです。
両誌ともに有料の広告ページはありますが、私は殆ど利用したことがありません。結構高くつきますからね。でもラッキーなことに、両誌で私のインタビュー記事を掲載してくれたんです。
もう随分前になりますが、最初は『Tokyo Weekender』誌の記事を書いている方が、健康関係のコラムに指圧のことを載せたいからと言ってインタビューに来られたんです。
当時、昭和女子大学が外人向けカルチャーセンターのようなものを開設しており、そこで指圧の講座を持つことになり、そのことを取材したい言って来られたんです。そこで教えることになったのも以前に教えた外国人の生徒さんの口利きでした。
そのインタビュー記事は次の週の『Tokyo Weekender』誌に大きく掲載して頂いたんです。私に話したことを実によく纏めて下さっていたんです。それも無料ですからね。有難いことでした。
現在でも、その内容の一部を英文パンフレットの中に引用しているんです。ですから何時まで経っても、その時の様子を忘れることはありません。その記者の方には何時も感謝しています。
最近では『メトロポリス』誌にお世話になっています。これまでに無料の紹介記事を数回載せて頂いているんです。どうして度々載せて下さるのかと言いますと、一つの出会いが元なんです。
もう何年にもなりますが、最初にその情報誌からインタビューの依頼があって尋ねて来られたのが、そこの編集者とカメラマンだったんです。で、インタビューの後にその編集者に指圧をして上げたんです。
すると大変に気持ちが良かったと言って喜ばれたんです。そのことがあってから、その情報誌で健康関連の記事を掲載する時には必ず声を掛けて下さって、指圧の紹介をして下さるようになったんです。
その後何年か経って、その編集者は編集長になられたんです。それでも1、2年に一度は必ず私のことを紹介してくださるんです。勿論、無料です。こんな有難いことはありませんよね。
その上、この頃は『メトロポリス』誌はホームページも開設しており、誌上の記事もそちらで閲覧できるようになっていますので、そちらを見て問い合わせに来られる方もあるわけです。
このようにして、結局は自分で外国人を招くような手段を講じてきたのかとも思えます。それを更に大きな局面で考えますと、やはり今生で外国人に会う因縁を作って来たので、こうした結果になっているのだ、としか言えません。
指圧を続けている限り、この状況は変わらないものと考えます。ですから、この頃では日本人とか外国人とかの意識は持たなくなりました。一個の人間として、国籍など関係ないと感じています。
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