|
今回はちょっと実際の症状に付いて考えてみたいと思います。一応は指圧の適応症と思える「喘息」に付いて言及したいと思います。
ただ指圧の適応症と言っても、巷でやられているような、凝っている所を強く押すような指圧のやり方では、この喘息の治療には向かないと思います。
[症状]:ゼーゼーとか、ビューヒューと言う、いわゆる喘鳴(ぜんめい)を伴う呼吸困難が発作的に起きます。発作の多くは夜間に起きます。
これは副交感神経の緊張が夜間の睡眠時に起こるために、気管が過度に緊張して気管閉塞をもたらすと言われています。
セキやタンが発作の前に出ることもありますが、多くは発作の後に薄いタンが沢山でて、呼吸困難が収まります。
[原因]:外因性のものとしては、アレルギーを主とするものが多いようです。ブタクサの花粉とか、特殊な綿や動物の毛などもアレルギーを起こすと言われています。
また、性格的な面から言いますと、几帳面でいい加減なことを嫌い、他の者のズボラを責めたりするので、仕事を人任せに出来ず、自分の気に入るように抜け目なく物事をやり遂げようとするので、何時も神経がピリピリしている感じの人がなり易いものです。
そうした神経緊張は精神的に血液アチドージスを進行させることになります。また食事はいわゆ美食が多く、過度の飲食を行なう機会も多く、何事にもゆとりが無くなっている場合が多いようです。
経絡指圧を行なっておられた、故・増永静人先生は喘息の症状を経絡の歪みから見て、下記のような点を挙げられていました。
1.肺経が「虚」で、膀胱経が「実」の場合:慢性の喘息症状
2.三焦経が「虚」、胆経が「実」:タンがよく出る
3.膀胱経が「虚」、胃経が「実」:食べすぎ、小児喘息に多い
4.小腸経が「虚」、胆経が「実」:甘いものが好きで栄養が偏っている
5.胆経が「虚」、腎経が「実」:ご馳走が多くて過労気味
6.肺経が「虚」、肝経が「実」:窒息性の喘息
7.心包経が「虚」、肺経が「実」:心臓性の喘息
ここで言う「虚」とは、力の無い、エネルギーが不足している状態で、押すとズブズブと力なく入って行きます。虚は病気の原因です。逆に「実」は表面が固く、過剰なエネルギーがある状態です。実は病気の結果を表わします。
実際に指圧で喘息の治療をする場合には、先ず腹部の診断をして、上記のような虚・実が分かったら、実の箇所を左手で確りと押さえておき、虚の所に右手(三指)で深い持続圧を加えて行きます。その後で全身の治療を行ないます。
全身治療が終ったら再度、腹部の虚・実の所を押してみて、どのように変化したかを確認します。指圧の場合は常に全身治療をするのが原則です。局所だけを押して善しとするものではありません。
尚、先ほど「原因」を挙げましたが、飽く迄、肉体医学の立場からのものです。これを宇宙の法則に当て嵌めて考えますと、「真の原因」には下記のようなことが考えられます。
1.気性が激しく、相手の息も喘ぐ程に攻め立てるようなものの言い方を度々したことのある人、又はその子孫
2.一般に語調の強い言葉を長く続けてきた人、又はその子孫
3.息が困難になる程、不安な思いを持続して来た人、又はその子孫
何時も言っているように、病気と言う症状は自分の誤った言動を反省する為の現象に過ぎないわけですから、喘息になったことを不足に思うのではなく、上記のような「真の原因」や「原因」に当て嵌まるところが無いか、あればそれを心から反省することによって段々と症状も改善してくることになります。
「病気は本来ない」のですから、自分の反省が行き届き感謝の生活を続けて行けば、例えば喘息のような症状も単なる「幻影」であったと言うことが理解できるようになります。
但し、世間では未だにこのような考え方を受け入れない方もおられるようで、こうしたことを述べると否定的に反論される方があります。そうした方の言い分は自分や知人が病気でこんなに苦しんでいるのに、その言い草はないだろう、と言った類のものが多いものです。
現在、病気で苦しんでおられる方のお気持ちは十分に承知の上で、今後如何にしたら病気のない生活ができるかを考えて頂くための材料にして頂きたいと願ってのことですから、その点をご理解頂きたいと思います。
-UP-
ートップヘー ー前へー −次へー
|