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前2回に亘って霊媒体質の方々の話をしましたので、もう飽きたと思われるでしょうが、今回、筆者の唯一と言ってもいいほどの霊体験を紹介して、こうした話は終わりにいたします。
筆者は霊媒体質や霊体験など目に見えない現象に対しては完全に肯定しています。ただ、巷で言われているものの中には誤解を招くようなものもありますので、その点は良く判断しないといけません。
さて、筆者の場合は、或る懇意にして頂いていた患者さんとの関係で起こった、いわゆる「金縛り」現象の一部です。
その当時、その患者さんには良くして頂いて、度々その方の住まいに治療に伺っていました。その方は方々に住処かがあり、色々の所を訪ねました。
実は、この方は男性ですが、ご自分でも何回も金縛りに遭っておられたんです。でも慣れたもので、金縛りに掛からない為には薄明かりを付けて寝ればいいんですよ、と言って悠然とされていました。
或る年、その方が伊豆の方に別荘(と言っても本格的な住宅です)を建てられたんです。そこは有名な俳優の母親が住んでいた所で、その方が自殺された所だったんです。
その住宅を購入されて、そこを別荘として改築されて住まれることになったんです。ところが、そこに住まれるようになって、忽ち金縛りに遭われるようになったそうなんです。
その話を聞いた時に、やはり自殺された俳優の母親の霊が関係していたのではと考えました。その方もそう思われたのでしょうか、近所の神社の神主にお祓いを頼まれたんです。
その後、もう金縛りに掛からないから、筆者に一泊で治療に来て欲しいとの依頼があったんです。筆者としては依然として、その自殺霊は浮かばれたいないのではと感じていましたので、いけば何かあるのではと思いました。
それで約束の日に先方に伺ったんです。ゆっくりと、その方の治療をした後、いざ寝る段になり部屋に案内されたんです。その時、この部屋は金縛りに遭わない所だからと言われたんです。
ですが、筆者としてはその言葉を鵜呑みに出来ませんでした。とにかく、その部屋で横になったんですが、どうしても寝付かれなかったんです。
ウトウトはするんですが、寝られないので、右を向いたり左を向いたり寝返りばかりを打っていました。午前2時ごろでしょうか、何とか寝ようとうつ伏せになったんです。
その時です、“ドドドド、ドーン”と大きな雷が落ちた時のような音が轟いたと思った瞬間、上半身が凍りついたように動かなくなったんです。あっ金縛りに遭ったと感じました。
そうしたら、自分でも無意識の内に、普段から唱えていた御教えの言葉(「強く、正しく、明るく・・・」)が口をついて出たんです。必死でそれを数回唱えたんです。
自分ではそれを大声で唱えた心算だったんですが、実際は金縛りで口が開かず、声が出ていなかったんですよ。ところが、それを唱えている内に、何とも言えない妙なるメロディーが何処からとも無く流れて来たんです。
雅楽の音楽のような、それを更に精妙にしたような、正に天界の音楽と言った感じのメロディーが聞こえて来たと思った途端です、その金縛りがスッと解けて体がすっかり楽になったんです。
余りの展開にあっけに取られた感がしましたが、これであの自殺霊は救われて行ったのだと確信しました。同時に、このことがあるから、こちらに呼ばれて来たのだなぁと言うことも分かったんです。
本当に有難いことだなぁとつくづく思いました。また、その患者さんのお役に立てたことも嬉しかったです。でも、患者さんには信じてもらえないと思い、その金縛りの話はせずに、何事も無かったように帰って来たんです。
その後、今日に至るまで、このような霊体験はしていません。筆者は自分で体験してもしなくても、こうした現象は何ら不思議ではないと思っていますので、何も問題が無いんです。
世間で言われているような、霊が居る、居ないのレベルではないんです。目で見えないことは無しとしたり、信じないと言う在り方は改めるべきだと思っているんです。あなたは、どうですか?
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