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以前にある年の暮に広島で出張講座を行ったことを述べましたが、その翌年の5月には、その続きで再度、広島に出掛けて行ったんです。
その時は前回と違って、2日間で中級講座と臨床講座を行うことになっていましたので、広島駅の近くのビジネスホテルに1泊することにしました。
その日は事前の天気予報で、広島地方は台風の余波で大雨が予想されていましたので、傘を用意して行ったんですが、幸いにも雨が早く上がって、筆者がが広島に着いた時には殆ど雨に遭わなかったんです。
この時の生徒さん達は12名でしたが、前年暮れに初級講座を受講された方が殆どで、その上に何人か新しい方が加わっていました。大半は女性でした。どうも、筆者は女性の方に縁が深そうです。
いずれも同じ鍼灸学校に通う生徒さん達が殆どで、翌年は免許を取るための試験があるので、皆、真剣に勉強されているようでした。
そうした多忙の中、更に指圧も勉強しようと言う熱心な方達でした。前にも何処かに書きましたが、西日本地方では、指圧は余りメインではなく、どちらかと言うとあんま・マッサージが幅を利かせているんですよ。
そんな周りの状況の中で、あえて指圧を勉強される訳ですから、その熱心さが分かろうと言うものです。また前回の初級の講座の印象が良かったことで、指圧へに認識を新たにされたようでした。
初日は指圧の中級講座を行いました。初級とは違った全身治療のやり方を学んで頂いたんです。あなたもお分かりになると思いますが、どんな方でも一日で全身のやり方を身につけるのは大変ですのですよね。
特に最初にやった「腹症」(腹部の診断と治療)のやり方には皆さん苦労をされていました。何しろ始めてことですからねぇ。
前回の時と同様に、この時も、筆者の所で既に中級講座を受けておられた方(数年前に上京して講座を終了されていた)で、この講座の世話役であった女性をモデルにして、やり方を皆に見せたんです。
でも幾ら目の前でやり方を見ていても、夫々に自分達でやって見ると思うように行かないものですよね。彼等もそれぞれ組になってやってもらったんですが、思うように行かないようでしたよ。
勿論、始めてやることですから、旨く行かなくて当たり前ですよね。それでいい訳です。ある程度できるようになったので、次に移りました。
次に、初級の時と同じように「座位」「横向き」「仰向け」「うつ伏せ」のやり方を順次、学んでもらいました。
一般に何人かのグループで行なう時には、生徒同士が組になってやってもらう訳ですが、どうしても同じ人同士が組むことが多いんです。
でも、それでは余り勉強になりませんので、その時も、一つが終れば組み替えをしてもらって、全員が違う相手と練習できるようにしました。
どんな手技でも旨くなるには大勢の人を治療するしかありませんよね。ですから練習の時でも相手を替えて違うタイプの人と行なうことが大切なんです。
こんな調子で、相手を取り替えながら練習をしてもらい、何とか全部の過程を終了して一日目を終ったんです。
で、2日目は今度は指圧とは違うやり方を何種類か紹介して、それをお互いでやってもらったんです。
最初に「ポラリティ」のやり方を教えました。これは指圧と違って押したりしませんので、神経質な方や病的な方に最適な方法です。
その後「操体法」の一部を学んでもらいました。これも誰でも出来て、効果のある方法ですから、学ぶ価値があると思って教えたんです。
あなたもお分かりになると思いますが、治療をする場合に、どの治療法が一番だとかはありませんので、色んな方法を知っておく方がいいと思って教えているんです。
この別の治療法を学んで頂いた後、病気の「真の原因」などに付いて色々な症状を取り上げて解説を行ないました。
やはり、治療師として単に肉体だけを治療するのでは本当の意味での治療になりませんので、少しでもその病気の原因を知っていてもらいたいと思い、例を上げて説明をしたんです。
そうしたことを心から理解されたかどうかは分かりませんが、将来、何時かは彼等がそれを思い出してくれる日が来ると、筆者は確信して話してきたんです。
とにかく二日間とも楽しく講座を行うことが出来て、その上、天候にも恵まれ、言うことが無いほど有意義な2日間を送らせて頂きました。
出来たら今後も、こうして地方で出張講座を開きたいと考えています。あなたも、希望があれば、筆者にご連絡くださいね・・・。
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