今まで書いてきた日記やブログの中から、特に健康や指圧に関する記事の一部を掲載してあります。なお、日付は順不同ですので、明記してありません。また、筆者の名前はニックネームの”きーさん”にしています。
| 1.患者の見舞いに来られた医者 | 6.ゲンを担ぐ |
| 3.医王会指圧センターのこと | 8.流儀が大事なのか? |
| 4.フーゾク関係 | 9.ガンコは病気の元? |
このところ立て続けに身内の者が入院する事態になっています。過日は都内の大きな大学病院に見舞いに行きましたが、今度は八王子市にある病院に見舞いに行って来ました。
今回は70代後半の女性ですが、自宅で急に可なりの量の下血があって病院に行ったところ、緊急入院になったとの知らせを受けて、見舞いがてら様子を見に行ってきたわけです。
週末だったために本格的な検査や治療が出来ないとのことで、ひと先ずは貧血がヒドイので輸血と点滴を受けておられました。個室だったので本人に面会したところ、割に元気だったのでひと先ずは安心しました。
ただ、ここ数年、昔に比べて可なり痩せて来ており、その上、腰の具合が悪く、歩行がスムーズではないと聞いていましたので、どうなのかと思っていたんですが、確かに昔日の観がないほど痩せておられました。
今回の下血の原因は未だ、検査もされていませんから断定は出来ませんが、身体が痩せていることと考え合わせると大腸に何らかの問題があるのかも知れません。私としては余計なことを考える必要は無いので、事態の推移を見ながら、早く退院されることを願っているだけです。
ところで、この方の見舞いに行っている時間に、一人の見舞い客がキレイな花束を持って患者の部屋に入って来られたんです。すると、患者本人とご主人がビックリされた表情で、先生、お見舞い有難うございますとお礼を言われたんです。
当人達の話の具合から、どうやら患者さん夫婦がお世話になっている、他の病院の先生のようだと言うことは判断ができました。その先生は、ご自分の仕事が終わってから、慌てて来たのだと言うことでした。
その様子を見ていて、私もビックリすると同時に感動しました。と言うのも、こうしてお医者さんが、知り合いの患者さんが入院したその日に、急いで見舞いに駆けつけると言うようなことを余り見聞きしたことが無かったですからね・・・。
後で話を聞きましたら、このお医者さんには以前から患者さんご夫婦共にお世話になっているんだそうです。でもねぇ、そのお医者さんの病院から、この八王子の病院までは車で50分は掛かるそうで、そんな遠方から急いで駆け付けて下さったのは、やはり尋常ならざる心持のお医者さんと言えるのではないでしょうか。
勿論、この患者さん夫婦が普段からお世話になっている、このお医者さんに対してちゃんと盆暮れのお礼なども行っているからだろうとは察しが付きます。
このお医者さんの態度を見ていて、さすがと思ったことがあります。この患者さんの身の回りの様子を見て、これはこうしなさい。ベットのシーツは一週間おきにしか取り替えないので、頭の方に大きなバスタオルを敷いた方がいいですよ、と細かいアドバイスを的確にされたんです。あたかも自分の病院の患者に接するように
、患者を見守っておられたんですよ。
私も色んな病院に見舞いなどに行かせてもらいましたが、今回のような状況に出会ったことがありませんでした。患者とお医者さんの信頼関係を真近に見せて頂いたような、実に爽やかな感じになりました。医療の原点を見せて頂いたような気がしました。
最近の世界の状況を見ていますと、何かが起こると一国だけでなく、すぐに他の国々にも影響が及ぶようになって来ました。今回の金融不況もアメリカ発とは言われていますが、今や全世界にその悪影響が及んでいます。
もう自国のことだけを考えておられる時代ではなくなりました。確実に世界は狭くなっていることを実感なさせられます。これまでのように他の国を滅ぼしてまで自国だけが生き残ればいい、と言うよな独善的な生き方は許されなくなっています。
これは世界規模の話ですが、実は個々人の間でも同様です。よく言われるところの、「全体は個に、個は全体に影響を及ぼす」と言うことがハッキリして来たということなんです。世界の状況は各国に、そしてその国民の一人一人に影響を与え、また逆に一人一人の在り方が世界中に影響を与えると言うことなんです。
これまで地球上のあらゆる所で、人々は平和を訴え、平和を願って来ましたが、今日までそれは実現していません。それは、一人一人が自分が、自分がと言う「我」を押し通して来たからです。個人がそうであれば、その社会や、その国が同様に夫々の「我」を押し通して来たわけで、その結果が今の世界情勢と言うことになります。
でも、近年の地球の波動の高まりを見るとき、最早そうした在り方は通用しなくなって来たようです。自分も他人も無い、自国も他国も無い、互いに自他一体の存在であることに気付かないといけない時代になっています。自分が大事であれば、他の人も大事である。みな地球人として大事である、と言った意識が必要になって来ました。
現在の世界的な金融不況もこの点から考えますと、地球上の一人一人が自分を大切に、また他の人を大切に、そして互いに助け合い、労わり合って行くことの大事さを教えられているのではと思います。
世界的な不況の話は事が大きすぎて実感が湧かないかもしれませんが、話を各家庭の問題に置き換えて見ますと、これまた色々な問題を抱えている家庭が沢山あることが分かります。中でも、病気やケガなどの障害を抱えている家庭が実に多いことが分かります。
病気やケガで苦しんでいる本人は一番辛いでしょうが、家族や周りにいる方々も大変に苦労をされています。ですが、今こそそのお互いの苦労を認め合い、励まし合い、力を合わせて乗り切って行かねばならない時に至っているように感じます。
病気になるのは仕方がない、と言うのではなく、病気になったことで自分も周りも夫々に相手のことを気遣い、思いやり、助け合うことができれば、病気になったことで素晴らしい人間関係を築くことが出来るわけです。そうなると病気になったことは、人間が本来持っている、思いやりの気持ちを取り戻す機会であったとも言えます。
これは何も病気だけに限りません。ありとあらゆる問題や困難に直面したとき、それを乗り切れるのは人と人との思いやり、助け合い、労わり合いではないでしょうか。こうしたことに気付く為の金融不況であり、病気であり、その他の問題が次々に起こっているのではないかと愚察する、今日この頃です。
ここ数日、ドイツから一時帰国して指圧の勉強に来ている日本人女性がいます。彼女は既にドイツに13年ほど滞在しており、そちらで結婚して、現在妊娠5か月の状態です。
既にドイツで指圧を習ったりして治療に携わっています。ですから指圧の初級ではなく中級を学びたいと、以前にメールで言って来たんです。私としては、指圧の経験者であろうと無かろうと、誰でも初級から始めてもらうようにしているんです。
ただ、彼女は妊娠5か月で、東京に長期滞在はできない様子でしたので、特別に中級を教えることにしたんです。しかし、お腹が大きくなっているので、中級で一番大事なお腹の診断のやり方(「腹症」)を直に彼女にやってみせることが出来ないのが、ちょっと残念なことでした。
一応、腹症のやり方は教えましたが、やはり実際に自分が受けてみないと、その感じは分からないものがありますので、その点が私としても物足りないことになってしまったんです。でもねぇ、妊娠5が月の身で、ドイツから帰国して指圧を勉強しようと言う、その熱意は素晴らしいものだと思います。
ところで、昨日、近所にお住まいの方が初めて指圧の治療に見えたんです。その方は以前から医王会指圧センターで指圧を受けられたり、また指圧の講座を受講された方なんです。それで最近、ネット上で経絡体操のことなどを調べている内に、私のホームページに辿り着かれ、私と医王会の関係を知られて治療にやって来られたわけなんです。
私はもう20年以上も医王会に行っておりませんが、時々、関係者から医王会の現状などについて聞かされていたんです。で、昨日、この方から話を伺ったところ、昔一緒に働いた方が2年前に亡くなったとか、同年輩の方が病に倒れて働けなくなった、などの情報を得たんです。
年齢的なことを考えれば、亡くなった方は80歳近くですから寿命かも知れませんが、同年輩の方は元気でやっておられるような様子でしたので、ちょっとビックリしたんです。昨日来られた患者さんが言うには、もう誰も昔の治療師の方は居ないですよ、とのことでした。
私としては、昔の医王会時代の様子は昨日の如く蘇りますが、実際には30年近くが経過していいますから、当時の人々が第一線から消えて行ったのも当然かもしれません。
それと同時に、医王会で治療師として働いている方も少なくなっているようです。増永先生のご子息が後を継いで経営されているようですが、なかなか大変のようです。私としても時々、医王会のホームページを見る度に、余りに内容が無いので、寂しい思いをしていたので、こうした状況の変化は予測していました。
私の個人的な見解としては、医王会と言うのは増永先生が30年前に亡くなられた時点で終わったものと考えています。何故なら、増永先生があっての医王会であったからです。その主役がいない医王会は既に、医王会では無くなっていたんです。
これは医王会に限らず、浪越指圧や野口整体にしても同じことが言えます。初代の人気と実力で有名になっても、代が変われば、同じように繁栄することは難しいと言うことです。とりわけ人間の身体を相手にする仕事ですから、単に技術だけを受け継いでもダメな面があるからです。
私の持論は、こうした手技の世界の仕事は一代限りのものである、と言うことです。2代目以降はそれぞれが又、自分の独自のやり方を考案して行けばいいと思っているんです。久々に医王会の動向を聞いて、色々な面で成程なと感じた次第です。
指圧の勉強に来られるのは日本人だけでなく、世界各国から色んな方々が見えます。これまでに何度も書いてきたことですが、今日まで、依然として外国人の生徒さんが多いんです。
自分としては、日本に居るのですから主に日本人を相手に指圧を教えたり治療をしたいと思って、ホームページを作ったり、こうしてブログを方々で書いたりして来たのですが、相変わらず外国人の比率が高いんです。
一つ言えることは、治療所の看板も出せない所ですし、色んな媒体に広告を出したりもしていませんので、当然の結果かも知れません。ホームページだけでは、余りアクセスを稼げませんので、多くの方にアピールできないわけです。
それはともかく、指圧の勉強に来られる方の中には色んな職業を持っておられる方があるものです。昔は大使館関係の外国人も多くいました。中には女性大使が直接、指圧の勉強をされた方もあります。いわゆるスチュワーデス(フライトアテンダント)の外国人も時々来られます。
夫々がそれぞれの目的があって指圧の勉強に来ておられるわけですが、昨日来られた方はフーゾク関係の仕事をしている女性でした。私が仕事は何をされているのかと聞きましたら、笑いながら、あっけらかんと、フーゾクです、と返事をされたんです。
わたしは、そうした仕事は色んなメディアを通じて知ってはいますが、直接そうした仕事をしている方に会ったことは無かったので、ちょっとビックリしました。が、考えて見たら、彼等も人の身体に触る仕事をしているわけですから、指圧のような手技に関心を持つのは当然かも知れません。
で、どうして指圧を勉強したいと思ったのか聞いてみましたら、近い将来、こうした手技の仕事を目指しているので、取り敢えず指圧を習って、家族やお客さん相手に練習をしたい、と言うことだったんです。
近年、若い女性が金が稼げると言う理由だけでフーゾクの仕事をする者が増えた、と言った情報が聞かれますが、それは近視眼的な見方かも知れません。一人一人、それなりの理由があって、そうした仕事に就いている筈ですから、一概に金だけが目的だとは断定できません。
よしんば金が目的でも、そこで金を稼いで、次に何かをしようと言う目的を持っている方も結構おられるのではないかと思います。昨日見えた生徒さんも、そうした一人のように感じました。
彼女はその業界が5年目だそうですが、中には30代、40代になっても働いている女性がいるそうですから、人それぞれであり、又その業界が社会に根付いている証拠かも知れません。
現在、ドイツから一時帰国して指圧の勉強に来ている日本女性がいることは以前に書きましたが、その彼女と話している内に東京の街とドイツとの比較の話になったんです。
彼女は東京生まれの東京育ちで、ドイツには13年間住んでいるので両国の違いを肌で分かっているんです。その彼女が東京に帰るたびに、東京はキレイだと感じると言っていました。街にゴミが落ちていないのがスゴイと言っていました。
ドイツでは自分達の家の中はキレイにしているが、街中は方々にゴミが落ちていて汚いと言うんです。大体、ヨーロッパから来る外国人は同様の感想を漏らす人が多いように思います。
東京の街はキレイだし、統制が取れていて、気持がいいと言う感想を聞かされることが多いんです。その上、安全なので、子供達の教育にもいいと、喜んでいる方にも会ったことがあります。
ドイツは環境先進国のように言われており、実際、以前はゴミの分別などを積極的に取り入れたり、自然環境を守ることに力を入れ、それが多くの国々にも影響を与えていました。
日本なども、ドイツに倣えと言った感じで環境問題が大きく取り上げられるようになったわけです。ところが最近は、先の街のゴミなどのように、人々の身近な環境に関する意識が低くなっているようです。
この生徒さんの話では、ドイツでは日本と違って、学校で生徒が掃除をしてキレイすると言うような習慣が無く、皆で街をキレイにすると言う意識が薄いように見えると言っていました。
この違いは日本人とドイツ人との意識の違いにあるように思います。日本人の町をキレイにすると言う意識は今に始まったことではなく、既に江戸時代にそれは見られています。それは当時、外国から訪れた者達が一様に、江戸の町が大勢の人で溢れているのに、ゴミが少なく、町がキレイなのに驚いた、と言う記述を残していることからも判断できます。
また、彼女の話では最近、ヨーロッパでは日本人に対する意識が高く、大変に友好的に受け入れてくれるとのことでした。何と言っても日本は伝統が長い国なので、その点で、日本に一目置いてくれているようだ、とのことでした。これは大変に重要なことだと思います。
戦後長い間、日本は戦勝国の勝手な振る舞いによって、非常に貶められ、日本の良さを封じ込められて来ました。が、ここに来て地球の波動が高まるにつれて、世界の人々の意識が変わって来ているように感じます。これからは、あらゆる面で日本人が本来の大和民族としての使命を果たすべく、世界の中心になって行く時期が来たように思います。
その意味からも、敗戦のしがらみを持たない若い方々の活躍が期待されるところです。
このところ、どうもスッキリしない天候が続いていますが、確実に春の息吹きを感じる今日この頃です。ひと雨ごとに暖かくなって来ているのが分かります。
ところで今日は、目先を変えて「ゲン担ぎ」に関する話題です。先日、或る無料の情報誌に掲載されていたのですが、下記のような色々なゲン担ぎの言葉が紹介されていました。
私はこうしたゲン担ぎは気にしませんが、昔から聞かされたものが結構あります。その由来もあれこれあるようですが、あなたはどのように感じられますか・・・。
1.出かける時に火打石を打つ
2.新しい靴は夜下ろさない
3.朝グモは殺してはいけない
4.初物を食べると75日長生きできる
5.塩を盛ると商売が繁盛する
6.招き猫は金運を運ぶ
7.黒猫を見たら3歩さがる
8.北枕では寝ないようにする
9.霊柩車を見たら親指を隠す
10.蛇の抜け殻を財布にいれておく
11.財布は人(金持ち)から貰ったものを使う
12.くじを買ったら仏壇に飾っておく
13.流れ星が自分の方に流れると金持ちになる
14.ツバメの巣が家にあると金持ちになる
15.火遊びをすると寝小便をする
16.夜、爪を切るといけない
17.猫が顔を洗ったら雨になる
18.枕もとに衣服を置くと長患いする
まだまだ沢山のゲン担ぎに関する言葉があります。夫々に成程と思えるような理由があるようですが、どちらかと言うと昔の生活の知恵と言う意味合いが強いものが多いようです。
地方によっては未だにこれに類するゲン担ぎが日常生活に生きているものが結構あるようです。あなたの所では如何でしょうか。一度、身の周りの人々の言動に注意を払って見たら如何でしょうか・・・。
最近は何かと短縮系で表現される言葉が流行っているようです。それも、やたらとカタカナで表現されています。就職活動のことを「シュウカツ」と言い、結婚活動を「コンカツ」などと言っています。
いずれも一部の人間が言い出したものを、マスメディアが大々的に言い触らした結果なんでしょうね。それにしてもわざわざカタカナで表現しなくてもいいだろうと思うのですがね・・・。
で、近頃ではそれに輪をかけたように、「レキジョ」とか「センゴクオトメ」などの言葉が目に付きます。何だ、これは!、と思いましたら、レキジョは歴女であり、センゴクオトメは戦国乙女のことのようです。
即ち、歴史に興味を持ち、特に戦国時代に憧れている女性達のことを指しているそうですね。テレビの大河時代劇は勿論、戦国時代もののゲームなどからの影響が強いようです。
私は大河時代劇も見ませんし、ゲームもしませんので、こうした女性達が大勢いることには気が付きませんでした。この女性達が本当に歴史が好きなのか、私には分かりません。ブームと言われるほどですから、一時的な現象かも知れません。
でも何故、今になって女性達がこうした戦国歴史に興味を持ち始めたのでしょうか。作家の渡辺淳一氏は、或る週刊誌上で下記のような考えを披瀝されていましたよ。
『それは、現代の若い男たちの、頼りなさが原因だとか。最近の男性は表面は優しいが、優柔不断で頼りない。万事にくよくよして引き込み思案で、好きな女性がいても正面から突っかかっていかない。
この種の不満は、以前から、女性たちが訴えていたことだが、これがついに大きなうねりとなって広がり、レキジョブームをもたらした、と考えるのが妥当である。
要するに、レキジョブームは、「男たちよ、戦国武将のごとく、雄々しく逞しくあれ」という、女性達からの励ましというか、督促状といえそうである。』
確かに、上記で言われているようなこともあるかも知れませんね。また渡辺氏は最後に下記のような面白いことを言っておられます。
『考えてみると、レキジョブームは、これから来たるべき男女差のない、淡白で味気ない時代への、夜明けなのかも知れない。』
味気ないかどうかは別にして、将来、男女差の無い中性的な人々が増えることは間違いないところです。それは地球人の精神性が高まって行くに従って、そうした傾向になるものと考えます。渡辺氏が言われるようなマイナスな意味合いではありません。
これからの時代は、これまでの常識などで判断できない、新たな意識改革が求められます。男女のことでも、基本的なあり方は変わりませんが、より人間としてどうあるべきかの方に重点が移っていくものと思います。
その点から考えますと、こうしたレキジョブームも一つの意識転換の現象とも言えます。
昨日、名古屋の方から治療に見えた男性がいます。彼は今年、鍼灸学校を卒業したそうで、上京する機会があったので、それに合わせて治療を受けたいと言うメールが先にあったんです。
その彼の治療をしている際に、本当にソフトに押すんですね、と聞いてきましたので、これでもちゃんと奥深くまで圧が浸透しているんですよ。身体が気持ちいいように押しているんですよ、と説明しながら全身指圧を行ったんです。
何時も話しているように、指圧と言うともっと強く押すものと思っている方が多いので、彼もそのように認識していたのだと思います。ですから実際に指圧を受けて見ると、表面的にはさほど刺激が無いので、余り押していないと感じたのだと思います。
表面の当たりはソフトに、そして静かに深く押すことをすれば、強いとか痛いと言った刺激を感じないので、押していないように感じるわけです。強い圧を受け慣れている方には物足りない感じを与えるようですが、病的な方の治療には、こうしたやり方が必要なんです。
ところで、彼と話している内に、指圧や鍼灸を問わず、業界の中で自分の流儀を振りかざす人が多いと言う話になったんです。特に自分の流儀に拘って、他のやり方を非難したり、否定したりする人々が結構いるわけです。
それこそ、「井の中の蛙大海を知らず」と言う他はありません。自分が研究したり、実践してきたことが一番だと思い、それを誰にでも押しつけるような振舞いをすることは、実は非常に幼稚なことだと言えます。
指圧や鍼灸などの人を手当する「手技」に於いて何が一番大事なことかと言うと、それは患者さんの喜ぶように治療を行い、症状の改善を図ることです。何も自分の流儀ややり方をアピールすることではありません。
患者さんに取って、流儀など何の役にも立ちません。そんなことよりも、どんなやり方でもいいから、楽にして欲しいと言うのが患者さんの本音ではないでしょうか。
こうした観点から考えますと、指圧の場合でも、経絡指圧とか、浪越指圧とか、何々指圧などと標榜して、それを唯一の如く言い触らすのは如何なものかと思います。この世の中に唯一絶対なものはありません。全てが相対的な関係にあります。
一つのやり方が或る人には有効でも、他の人には効かないと言うことが当たり前です。ですから、患者さんに対して、自分のやり方で上手く行かない時には他のやり方を紹介したり、必要であれば病院に行くことを勧めたりして、常に患者の役に立つ方向に考える必要があります。
そして大事なことは、患者さんが二度と病気にならないようにアドバイスをしたり指導することです。何度も治療に来て欲しいと思うことは、それこそ患者が増えることを願っていることになります。そうではなく、将来、病気になる人が居なくなることを願って治療に当たることが大切だと考えます。
病気が蔓延して、医者や治療師が何時までも存在することは大変に不健全な姿です。本来は人間に病気は無いわけですから、近い将来、病人が居ない、医者や治療師が居ない社会の実現を目指して行かなければなりません。
現に、国の健康保険制度も崩壊しそうな様相を呈していまし、医者が不足したり、病院が閉鎖されたりと、環境が大きく変わって来ています。こうした変化を見逃さず、今後は病気にならないような生き方に切り替えて行く必要があります。人々の意識転換が求められています。
先日来、指圧の上級講座を受講している方が居られるんですが、毎回いろんな病気の原因などに付いて話をしているんです。で、昨日、その方がガンの主な原因は何ですか、と質問されたんです。
以前に、乳がんの原因などに付いて話をした時にも、色んな原因がある中で、結局、頑固な性格が一番影響していることを話したことがあったんです。それで昨日も、やはり、ガン細胞が岩のように硬いと言うところから考えても、その人の性格が頑固なのが、ガンの大きな原因と考えられますと話したんです。
すると、それまで余り家庭のことは話されなかったんですが、実は父親が前立腺ガンを患っており、更に大腸にもポリープがあるんです、と話されたんです。そして、父親は大変頑固なんですよ、と言われたわけなんです。昔から相当の頑固者だったようです。
この話が出る前に、喘息の原因に付いて話したんですが、その時、この方も兄弟も皆、子供の頃から思春期に掛けて喘息とアレルギーで苦しんだと言うことを聞いていたんです。
その時、喘息は相手の息も絶え絶えになるほど責め立てたりした人の因果があると話したんです。そして、子供の病気の原因は親にあるんですよ、とも話したんです。ですから、こうして父親がガンコで、ガミガミ言う人だと聞いて、成程、それで子供たちが喘息になって、親の在り方を教えてくれていたのだ、と判断したんです。
とにかく、この父親の頑固さは相当のようで、この父親は長男ですが、父親の母親が亡くなってから、他の兄弟・姉妹との間で諍いがあったらしく、以後、全ての兄弟・姉妹と絶交をしてしまったそうなんです。以来、他の従兄達とも一度も会ったことが無いんですよ、とこの生徒さんは言っていました。
こうした事情から判断して、その父親がガンに罹ったのも頷けます。頑固と言うのは自分が一番正しいと思い、他の意見を聞かなかったり、排斥したりする心(想い)ですから、大変に強いマイナスエネルギーを発していることになります。
そうしたマイナスな悪波動(悪想念)を長年出し続けた結果、それが回り回って自分に返って来て、正常な細胞ががん細胞になってしまうわけなんです。要するに、自分が発した想念は、必ず現象となって自分に返ってくるのが宇宙の法則だと言うことです。
何事にも信念を持って突き進んで行くことは大事ですが、頑固な行き方は進化や進歩に逆行してマイナスな方向に進んでしまい、自らを破壊してしまいます。げに恐ろしや、ガンコなり!、と言うことになります。
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